2020年12月15日

Go Toトラベル、全国一斉停止

新型コロナウイルスの拡大感染を受けて、「Go Toトラベル」を12月28日から1月11日まで全国一斉停止することに。観光業、特に帰省せずにあえて分散して休暇を取ろうというような人も多かったんじゃ無いかと思うので、結構利用者にも観光業特に宿泊業には痛手じゃ無いだろうか。

少し前までは、全国の実効再生産数は下がり気味で、「1」を切りそうな所まで来たんですが、ここ最近は再び微増傾向があり、これが今回の全国一斉停止の理由なのかなと個人的には感じるところ。逆に個人的に危惧するのは、年末年始の移動が制限されるから、その分は止めに冬休みに入り、28日直前に移動が集中し、それによって移動先の感染拡大が増えないかという事。キャンセル料は国が保証するとは言え、やはりそれ以外にも色々予定は立てているだろうし、そういう部分の変更も大変でしょうね。

ただ、何度も書いているように、移動するだけで感染が拡大するわけじゃ無いことは確かなわけで、問題なのはその土地で「三密」を回避しないような宴会や集まり、あるいは「うがい、手洗い、マスク」という基本中の基本が徹底されていないことが、感染する理由であり、その原因は個人個人の気の緩みだったり、油断だったりするわけです。GoTo批判する人も多いけれど、結局は人としての常識を問われているだけの話だと思うんですよね。仮に政府に責任有る行動を、と言って実行するなら、それこそ入国時の二週間隔離みたいな感じで、国民全員が冬眠状態に入らなきゃいけない。そんなことは当然無理なわけで、生活を維持するために経済を回しつつ、しかし感染拡大阻止や治療を進める事も並行してやらなきゃいけない。その「塩梅」というのか、さじ加減はそれこそ二週間後の陽性者数・重傷者数を想定しながら、先手先手と打っていくのはある意味綱渡りだと思いますね。

思うんですが、これから年末年始に掛けて政府が予備費でCM枠を買い取って、朝・昼・晩と啓蒙放送を流したらどうだろうか。当然、多くの人に取ってはうざったいと思うだろうけど、それで少しでも緩んだ気持ちが少し締まれば、結果も出てくると思うんですよね。特に、朝のいい加減なワイドショーの前後とかまん中当たりに入れたら、効果てきめんだと思うのだけれど。あるいは、こういう時こそNHKが「公共放送」として役目を果たすべきでは。それこそ、毎正時に「うがい、手洗い、マスク着用して、三密回避」とメッセージを入れさせることくらいやっても良いと思う。公共放送なんだし、受診料を徴収しているのだから、それこそ国民に正しい情報を伝えることが第一なのでは、と思うんですけどね。それこそ、今年の紅白歌合戦は、全員がマスク着用で歌うとか(マテ)。国民対してのリマイドという意味で、今回の全国一斉停止の決定をしたと思うけれど、それをどれだけ真剣に受け止めてくれるのか、単に「俺の予定どうしてくれる」と怒るだけの人がまだまだ多い気がする。

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