例えば、GoToの利用実態は、クーポンの発売履歴とか、旅行代理店での販売実績などを見れば、有る程度の動向は分かるでしょう。その中で、流入量の多い地域と実際の感染拡大の地域が綺麗に重なるなら、これはGoToの影響有りと言えるかもしれない。でも、例えば東京都なんかは流入量最大で実際に感染者数も増えているけれど、それ以外の地域にはそう言う兆候が無ければ、そこはGoToが原因とまでは言えないのでは。理由の一つではあると思うけれど、「原因」というのであれば、GoToの利用者数や頻度数に応じて、感染の状況も悪化していないとおかしいだろうし。
何時ものように東洋経済のサイトを見ているんですが、陽性者数が増加傾向に転じているのは10月の後半・下旬くらいから。10月1日から東京除外が解除されて、全校的な展開が始まり、しかも地域クーポンなどの提供開始もこの時期から。そう考えると、GoToがフル適用されて人の移動数が増えた事等から油断が生じて、10月に入ってから「トラベル」部分よりは「イート」の部分で、三密回避がされていなかったり、「うがい、手洗い、マスク」の基本ルールが段々蔑ろになって、再び感染拡大状況が生まれてきているとしたら、それはGoToの責任では無く、基本対策の緩みなんだから、そこをもっと協調しないと。
だから、医師会あたりがいうのであれば、感染地域ではマスク着用の厳密化とか、うがい・手洗い啓蒙の推進とか、そういう部分じゃないのか。一方で病院施設が逼迫して居る場所は、他地域との相互協力の要請と経済的な支援を要求するとか、そう言う事なら悪けれど、単にGoToを止めたら感染拡大が止まると言うのであれば、その理由をちゃんと言うべきだと思う。余りに安易にGoToに責任を負わせすぎていないか? 「富岳」で飛沫拡散シミュレーションをしている暇があるなら、感染拡大の状況と人の移動実績のマッピングとかやった方が、まだ有効じゃ無いだろうか。あと、効果が殆どないと言われているフェイスシールズ、マウスシールドの類は、政府あたりでは使用禁止にして、メディア等にも「シールド」ではなく「マスク」ということを徹底させるべきだと思う。兎に角今は、基本に返ることでは。
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