2020年12月16日

新幹線ワークプレイス

10年以上の「新幹線リモートワーカー」としては、ちょっと見逃せない記事(笑)。JR東日本とKDDIが、ポストコロナ時代を見据えて、日本各地にサテライトシティと分散型ワークプレイスを開発し、皿に移動中の仕事場として「新幹線ワークプレイス」の実証実験も行うというもの。JR東日本の新幹線は、私は殆ど乗らないので実際の利用感は分かりませんが、JR東海の東海道新幹線の今のWi-Fiサービスは、正直「有るだけ増し」程度。先ずは、その部分を大改革して貰わないと、多分仕事にはならない気がする。


JR東日本の新幹線網は、東京駅を起点に段々と各地に分岐していくので、確かに「東日本担当」とか「東北担当」みたいな仕事だと、行ったり来たりするケースも多いかもしれませんね。その間は、これまでなら貴重な睡眠時間だったかもしれないのに、今後はしっかり「業務時間」に組み込まれてしまうのは、果たして幸せなのか(笑)。通信に関しては、今後5Gが普及すると、それをベースに線路沿いにネットワークを設置することになるんだろうけど、今でも結構キャパシティー足りていない印象があるので、その部分にどれだけ投資するかですよね。JR東海に関して言えば、初期の頃よりは結構マシになったけれど、それでも「安心して利用出来る品質」とはまだ言えない。最近では、コロナ禍で利用者も少ないから、何とか社内Wi-Fiも使えますが、以前のような満席に近い状態で移動しているときには、APにアクセスする事すらままならない場合も。その頃は、もう最初から諦めて、自分のスマホでさっさとテザリングをして利用していましたねぇ。4Gでも、そこそこ使えるくらいだから、5Gならもっと安定するはずですが、結構新幹線の路線は辺鄙なところも走るので、ブラックアウトみたいな場所も何カ所かあります。そういう部分をどう埋めていくのかなあ...

ところで、記事の最後では、JR東海は東京・品川エリアの開発をすすめると書かれているけれど、品川駅はJR東海がリニアでまさに開発中の場所。多分、「品川」と言っても一つ手前の「高輪ゲートウェイ駅」周辺が中心なんだろうけど、そうなると今の東京駅以上に品川周辺が、一大ビジネエアリエに変貌するかも。でも、それって、JR東海にとってはメリットだけれど、JR東日本に関しては東京駅へどう繋げるのか、そこが疑問。

今回のコロナ禍で人の移動が激減して影響を受けたのは、航空会社だけで無く鉄道会社も同様で、特に長距離移動の新幹線は影響が大きかったでしょうね。今後も、以前のような需要は見込めないと想定して、それ以外の部分で利益を出す「付加価値」をどう創り上げていくのか、色々な会社が知恵を絞っているんだろなぁ。ご苦労様です。

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