2020年12月18日

トム・クルーズ最高

現在イギリスで、ミッション:インポッシブルの撮影をしているトム・クルーズが、感染症対策をしていなかったスタッフを厳しく叱ったという記事。まさにトムの言っているとおりで、どんなに政府が対策を取ろうと、どんなに感染防止の仕組みを作ろう、結局はウイルスのキャリアーになり得る、一人一人がそれを防止する対策を取らないと、どうしても抜け穴から広がってしまう。何度も書いているように、日本のGoToトラベルにしても、人が移動する事では無く、移動先で、あるいは移動していなくても、三密を回避しなかったり、基本的な感染症対策をしていなかったために、どんどん拡大しているわけですから。

日本では、「鬼滅の刃」の大ヒットで、低迷していて大打撃を受けている映画産業が何とか息を吹き返したみたいですが、世界を観るとそう言う国や地域は、日本以外ではインドくらいで、それ以外ではほとんど無いみたい。特に、政策だけで無く世界的公開も延期や中止になっているハリウッドの影響は特大のようで、そう言う意味ではトムの怒りは良く分かる気がしますね。

日本でも、もっと頻繁に且つ多少強烈なメッセージを込めて、もっと「三密回避」や「うがい・手洗い・マスク」の励行を言うべきでしょうね。以前も、TVのCM枠を政府が買い取って、どんどん啓蒙のCMを流すべきと書いたけれど、それこそ事実上デマ情報とか扇動情報に近い番組を流して、テレビのワイドショーや情報番組の、前・途中・後のスポットを買い取って、「科学に基づいた正しい情報にしたがってください」みたいなCMを流しても良いと思う(笑)。NHK何かも、もっと積極的にそう言う事を繰り返してコソの、受信料をとる意味があると思う、公共放送としての役目・義務だと思うし。

今回の記事もBBCのニュースの後、やはり同様の事が再発したのか、スタッフが5名辞めたという記事も。トムの行動は正しいとしても、言い方が適切では無いという意見もあるみたいで、そこは実際の状況(多分その言葉だけで無く、その前の状況も含めて)が分からないと判断出来ないけれど、でも彼の行動としての正しさは間違っていないと思う。少し前に、日本で「コロナはデマ、マスクは不要」みたいな運動をしていた男性が実際に新型コロナウイルスに感染して苦しみ、自分の行動を反省したみたいな記事を観た記憶がありますが、人間やっぱり実際に体験して痛みを経験しないと、中々考えや行動は変わらないもの。そんな中で、世界的に有名な人物が、その言い方の程度に賛否はあるとしても、キッパリと発言したことは大きな意味があると思いますね。

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