2020年11月4日

機内食の宅配

厳しい状況が続く航空業界ですが、「ラウンジ飯」としてANA/JALともに有名な「カレー」を外販するというのは、一つの戦術といっていいのかも。私は、JALのカレーは食べたことはないのだけれど、ANAのチキンカレーは、ラウンジを利用したときには何回かに一回食べるし、機内での軽食としても何度かいただいたことがあります。結構スパイシーなんですよね、私の感覚とすると。でも、まぁちょっとコクがあって、某有名カレーチェーンのカレーよりは、自分好みの欧風カレー風で、私は結構好きです。

で、ふと思ったんですが、国際線がほぼ壊滅状態となっている今、機内食を製造している会社も大変な状況だと思うんですが、その機内食の製造を宅配料理として販売するのはダメなんだろうか。まぁ、機内食は「冷凍食品」でもないから、製造完了から実際に乗客に供されるまでの時間も短いし、そう簡単にはいかないと思うけれど、そこは何か工夫すればそれなりの売り上げにもなるし、食材を提供している関連会社も助かるのでは。

例えば「冷凍食品」ではなく、「冷蔵食品」くらいにして、朝一で製造したものを、羽田とかで販売するとか、逆に午後に製造したものを、羽田とかエキナカで販売するとかどうだろうか。帰宅時に、ちょっとしたおつまみ感覚で食べてもらえるものとして、結構人気が出そうなんだけれど。ワンプレートにして、そのまま帰宅してレンチンしたら、アメリカでいうところの「TV Dinner」みたいな感じで販売したらどうだろうか。もちろん、実際に販売して得られる利益微々たるもの、もしかしたら赤字になるかもしれないけれど、設備を止めずに稼働させることができることと、やはり食材をそれなりに購入できれば、機内食製造会社だけでなく、それ以外でも助かる会社が多いと思うし。いくつかの航空会社では、機内配布用のお菓子とか食材を、期限切れ前に寄付したりしているけれど、そういうこともやりつつ、機内販売の代わりに空港販売、エキナカ販売なんていうのもありだと思う。

私などは、お酒が好きですから、機内食の前菜をまとめたものを販売してくれたら、結構購入するかもしれない。よく利用する「1/RF」で、「ワイに合う前菜セット」みたいなものを販売していますが、あんな感じのパッケージがあればうれしい。最初に「冷凍ではなく冷蔵」と書いたけれど、冷凍食品対応も可能になれば、数日かけて全国販売もできるわけだし、そのあたりはノウハウのある所と提携してもいいんじゃないだろうか。コロナ禍終了後も、日々の製造分の余剰分を冷凍しておいて、それを販売してもいいだろうし。色々大変時期ではあるけれど、そんな中でも「次」につながるビジネスモデルって結構思いつくんじゃないだろうか。

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