2020年11月15日

「政権を渡して」とは

産経新聞に掲載された、枝野立憲民主党代表のコメント。まぁ、何時もの与党批判は良いのだけれど、

一刻も早く政権をこちらに渡してほしい

って、何なのか。 政権選択するのは「国民の投票」なわけで、仮に政党間同士で政権のやり取りをやったとしたら、それって国民の意思を無視して独裁的に政党が政治を利用することにならないのか。

例えば、今以上に政党が乱立していて、どの政党も過半数はおろか、十分な国会議員数を保有していない場合、連立与党しか政権を担う方法が無い場合、その連立する政党の一つ無いし幾つかが「裏切って」、政権参加していない「野党政党」達と、新たに連立を構成すれば、選挙を経ずに政権担当することは可能になります。ただ、そう言う状態にない現在、彼らが言うべきは「責任を果たすつもりが無いなら、一刻も早く解散総選挙を実施して欲しい」のはずなんですよね。

とは言っても、大騒動で新・立憲民主党を作ってみたものの、政権支持率は一向に上がることも無く、逆に減少している状態では、今ここで総選挙をされては壊滅するのは火を見るのは明らか。そう言う意味では、何とかして与党攻撃をしてそれなりに支持率をアップした状態で選挙に臨みたいから、年内は勿論年初での選挙も避けたいところで、可能なら東京2020終了後の任期ぎりぎりの選挙の方がありがたい、と言う事なんでしょうね。

「Go Toトラベル」を批判するのも理由があるなら良いけれど、それならば先ずはそれに変わる「経済対策」をちゃんと提案して、必要ならば実施することを行動で示さないと。まぁ、それが出来ないから相手のアラをことさら強調して、相手を貶めることしか考えられないのだろうけど。本当に国民の事を考える政党ならば、まずはどうしたら今よりも良い状態に慣れるのか、それをしっかり提案して実行するはずなんですけどね。まぁ、国会での様子を見ても、新党になっても、結局は名前も主要メンバーも替わらなかったように、この人達の行動規範というか様式も変わらないという事を改めて認識しただけなのかな。そういゃ、何でも欲しがる「クレクレタコラ」ってあったけれど、「クレクレリツミン」って、そのうち言われる気がする。

0 件のコメント:

コメントを投稿