2020年11月22日

結局は「政局」

感染拡大に伴い、やり玉に挙がっている「Go Toトラベル/イート」。経済を先ずは回さないと、新型コロナウイルスでの死者以上の犠牲者が出てしまうことは明らかなので、政府としても厳しい状況なんだろうけど、そこは優先順位を考えないといけない。落とし所として、Go Toは続けるけれど、一部利用制限を付けざるを得ない状況に。キャンセル料を補填するなど補助があるからまだ良いけれど、それでも急に期待していた支援が無くなり、キャンセルも出来ない、利用するにも不安がある状態よりは、まだましかも。

Go Toに対して野党は、こんなことを言っているらしい。立憲民主党の枝野代表が、

「予約のキャンセルに対する補填(ほてん)をセットにして事業は立ち止まるべきだ」と訴えた。

 というのは一里あると思うけれど、「立ち止まる」と「制限を付けながらも継続する」事の違いが、やはり「政権運営=国民の生活保護」という義務がある与党と、それが無い野党の認識の違いなんでしょうね。それが証拠に、国会対策=国会での審議責任者である、国会対策委員長が、

立憲中堅は「学術会議も大事だが、国民の関心はコロナだ」と指摘。安住淳国対委員長は会派代議士会で「『Go To』政局になってきた」と語った。

と、「政局」にする事を目的にしているんだから、幾ら国会で「Go To」を審議しても、彼らはそこで何か新しい提案をするわけでは無く、常に相手の足を引っ張ることしか考えないといっているに等しい。それって、結局はコロナ禍で困っている人にも、今Go Toで何とか救われている人も助けない。逆に、それらの人達をさらに苦しめることになるんでしょうね。 

まぁ、野党も野党だけれど、東京都の小池都知事は「国が指示しろ」と自分の責任逃れみたいな事を言っていて、結局この人は豊洲市場移転問題や東京2020の会場騒ぎの頃から変わってないんでしょうね。本来なら、自分の自治体にあった対策が自由に出来ることは、責任者としては望むところのはずなのに、結局この人はそれによって評価されるなら良いけれど、上手くいかなかった時に批判されることを回避したいだけなんでしょうね。これもある意味、政局絡みと言って良いのでは。

結局今のコロナ禍に関しては、一人一人が出来る事は「三密」回避と、うがい、マスク、手洗いの励行「だけ」なんですよね。それでも100%完全な対策では無いけれど、十分にコロナ禍を終息に向かわせることが出来る、今の所唯一の方法のはず。そういう部分を、どうしたらちゃんと一人一人が実行していけるのか、そう言う事を話し合って実現することが、今一番求められているはずなんですが。まぁ、そこに気がつかない、気がついているけれど実行しない・出来ない事が、彼らがずっと野党でいるし支持率も上がらない理由なんだけれど。

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