2020年11月15日

一人社民党

一時は、所属議員が150名程度あり、野党第一党として当時の与党自民党と丁々発止の政治活動をしていた「社会民主党(当時は社会党)」も、とうとう雲散霧消してしまうことに。政党として、立憲民主党への合流を模索していたものの、党首の福島瑞穂氏の反対で延期となり、結果合流に前向きな議員3人が離党して合流し、社民党は福島瑞穂氏一人が所属議員となる「政党」として残ることに。

次の選挙までは、取りあえず政党要件は残っているので「社民党」残るのだけれど、彼女が次の参議院選挙(2022年)で当選しなかったら、そのまま社民党も消えることに。考えてみたら、土井たか子氏の頃が政党として一番脂が乗っていた時期なのかな。その土井氏の後を継いだのが福島氏だったわけだけれど、結局は土井氏の遺産で何とか食いつなぎつつ、それでも10年近く党首として活動していたけれど、結果的には遺産を食い潰してそのまま没落していったみたいな。

まぁ、実質的に現在の国会での影響力は無いにも等しいけれど、そうなった理由の一つは余りに自党の理想論だけを振りかざして、現実的な落とし所を探さない・見つけない・実行しない、所なんじゃ無いかと個人的には感じるところ。そう言う意味では、今の立憲民主党なんていうのも、往時の社民党に近い雰囲気というか臭いを感じるので、後5年とか10年後が楽しみ(マテ)。でも、冗談で無く、枝野氏の後をまた蓮舫氏あたりが継いだら、結構冗談で無くなるかもしれない。

所属銀因数が少なかろうが、多かろうが、「政党」として認められているならば、正々堂々と国会運営に参加して、必要な議論をすれば良いと思うけれど、やはり限界はありますよね。所謂「無所属」議員もそれなりの数存在するけれど、多くの場合はグループを作っているわけで、それは仕方の無いこと。仮に「一人政党」になったら、この人はどんな感じで必要な国会内の委員会とかその前の準備とかするんだろうか。記事とか見ていると、結局は最後まで自分の我が儘を通すために、無理を承知で道理を引っ込めさせた、みたいな印象しか浮かんできませんね。もしかしたら、次の改選でまた当選するかもしれないけれど、それってこの人にとって幸せと言えることなんだろうか。結局は、仲間が出来ないよう人には、国民の支持も集まらないと思うんですけどね。でも、そう言う考えはしない人なんだろうな。

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