2020年11月26日

世界で二番目に安全な日本

Bloombergの記事から、新型コロナウイルスに対して、上手く対応している国(経済規模が2000億ドル=約21兆円)以上の53ヶ国・地域を指標化したもの。日本は、ニュージーランドに続いて二番目に「安全な国」とのことで、これは個人的にかなり納得出来る話。

メディア等では、未だに「全員にPCR検査を」と言っているけれど、日本の何倍、何十倍ものPCR検査をしても、日本以上に感染が拡大していたり、重篤者や死者数が多い国が殆どなのに、何故PCR検査拡大を言うのか不思議。PCR検査で分かることは、その検査をした瞬間の状態だけで、それ以降どうなるかは全く分からない。もしかしたら感染していても検査で検知出来るほどウイルスが増殖していないかもしれないし、実は既に感染したけれど無症状であるから分からないかもしれない。どちらも「陰性」に成る可能性は高いけれど、そのままだと知らないうちに感染拡大するスプレッダーになる可能性も高いわけで、そう言う人達を確認するには、ほぼ毎日のように検査するしか無い。でも、物理的にそれが無理ならば、PCR検査のリソースは寄り効果的、効率的な部分に集約するべきで、それが日本が初期の頃にとった「発熱や症状から陽性の可能性が高い患者に対して、確認目的で使用する」事なんですよね。

今現在は、色々な理由から陽性者数が増えている状態ですが、東洋経済のサイトを見ると実行再生産数も横ばいから下降気味になっているんですよね。まだ安心は出来ないけれど、陽性者数が増え始めて「第三波か?」と言われ始めたのが11月に入ってからですから、それを受けて少し緩んだ予防対策を、また人々が思い出して実行し始めたと思えば、丁度今くらいのタイミングで陽性者数も減り始めるのは不思議では無いですよね。余り楽観的な考えに傾いてもいけないと思うけれど、このまま危機感からまた「三密回避」「うがい、手洗い、マスク」の習慣が思い出されて徹底されれば、また落ち着くんじゃ無いだろうか。

これから寒くなるから、どうしても部屋は密閉されて、暖房を使用するから湿度も低下してと、環境的には新型コロナウイルスに有利になるんですが、そこは加湿したり適当な間隔で換気したりという、「新しい生活習慣」を思いだして対策する事が、どれだけ出来るかですよね。結局は、国民一人一人の民度というか、意識の持ち方が今の所最大の特効薬と言って良いのでは。気になるのは、年末年始の帰省でしょうね。今年は帰省せずにオンラインに変更する人も多そうですが、それでも普通の週末等と比較しても多くの人が移動して、年末・年始はどうしても密集することになります。それをどう乗り切るかで、来年の状況は大きく変わりそう。何とか乗り切って、来年こそは今年のような不自由さが無くなることを祈りたいですよね。楽観はいけないと思うけれど、ここまで世界的にも優秀な結果を出していることは、誇って良いと思うし、それをさらに進めていくのが日本人的な国民性としても期待出来る気がする。先ずは、自分から、ですね。

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