2020年11月25日

さくら、さくら

安倍前総理の「桜を見る会・前夜祭」の問題で、安倍総理の事務所が5年間で800万円位の補填をしていたという記事。ニュース等では「800万円」という金額が強調されているけれど、5年間で800万円だから、単純平均で160万円。仮に参加者数が800人だとすると、一人当たり2,000円の「補填」になるわけですが、これをどう判断するのか。

ここまでの報道だと、安倍事務所の第一秘書が補填したけれど安倍氏には「補填無し」と伝えていたと言う事で、これを覆す証拠が無ければ、安倍氏の責任を追及するのは難しいんじゃ無いだろうか。精々、「今後はこう言う事の無いように厳正に事務所運用する」と陳謝して、政治資金収支報告書を訂正すれば終わりだろうなぁ。過去にも、野党側でも同様の事案で、結局収支報告書を修正して終わったことは多々あるし。それよりも、鳩山元総理が母親から月に1000万円を超える資金を受けていたときなどは、殆ど騒ぎにもならずに有耶無耶に終わった気がするんですが。

野党側は、今日の国会でこの「桜を見る会」を追求するそうですが、国民が欲しているのはコロナ対策であり、Go To対象外となった札幌や大阪への対策や、今後追加されそうな東京への対策のはず。さらにはそれ以外にもどうしたら経済と医療体制維持が共存できるのか、そう言う話を今は一番するべきだと思うんだけれど。でも「政局大好き、政局第一」な野党は、そんなことお構いなしなんでしょうね。

まぁ、安倍氏側に不手際があったことは事実らしいから、その点に関してはちゃんと説明するべきだし、必要な手続きは取るべき。これが、「桜を見る会」本体対しての補填とかだと、また問題の根本が異なるけれど、あくまで安倍事務所が開催した「前夜祭」の話なので、事務所イベントの不手際として処理されるのが通常でしょうね。それを、国家的な問題みたいな取り上げ方をするのは、逆にしらけてしまう。多分、5年前以前は時効というか、判断されないのでしょうけど、仮に民主党時代の事を調べ始めたら、それなりの問題点が出てくるのも確実だと思う。そう言う意味では、「民主党とは違う」と言うのかもしれないけれど、結局は墓穴を掘りブーメランが戻ってくる話しにしかならないと思うなぁ。そう言う事に時間やリソースを費やすよりは、やはりコロナと経済に集中するべきだと思う。

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