2020年11月17日

クルードラゴン打上


米国のスペースX社が開発した、有人宇宙船「クルードラゴン」で、日本人宇宙飛行士・野口聡一氏が3回目の宇宙へ。 すでに実績があるのは証明済みですが、やはりちゃんと打ち上がって一段目のロケット回収も今回も成功して、それが「民間企業」によるものというのも、時代が変わったなぁという印象。

普通なら、採算度外視の国家プロジェクトだったわけですが、NASAから委託金を貰っているとは言え、これで民間ビジネスにも繋げようとしているスペースX社は、先見の明があると言えるのか、単なる無謀なチャレンジャーになるのか。

記事でも少し触れられているけれど、宇宙船の内部はこれまで見てきたアポロとかスペースシャトルとかソ連のソユーズとも全く違うデザインで、こちらもやはり時代の流れを感じます。言ってみれば、旧来の航空機がグラスコックピット化されたような印象で、実際にはそれ以上なんだろうけど。その操縦席の様子にしても、搭乗前に写真に撮影されている宇宙服のデザインにしても、なんかますます「スタートレック」の世界に近づいている気がする。

これで、宇宙旅行手段として、ソ連のソユーズに、スペースXのクルードラゴンと二本立てに復帰したわけで、そう言う意味では信頼性も安全性も担保されたと言えるのでは。ちょっと気になるのは、一時期盛んに宇宙開発をして、有人飛行や宇宙ステーション開発のニュースを聞いていた、中国の様子が分からないこと。勘ぐれば、外向けにはアナウンスしていないけれど、実は着々と資材を打ち上げて宇宙空間で何かしているのかもしれないけれど、GDPで日本の倍以上ある中国といえど、宇宙開発以外にも多大なコストが必要な状況では、案外手詰まり状態なのかもしれない。日本も、アメリカとともに、月面着陸とかも視野に入れ始めているけれど、日本製の宇宙船も見てみたいなぁ。無理かなぁ... お金掛かるしなぁ...

0 件のコメント:

コメントを投稿