地元の大企業の一つ、スズキが、船外機に取り付け可能なマイクロプラスチック回収装置を開発したというニュースリリース。これですよ、これ。海洋汚染には色々な原因・理由があるけれど、一番申告なのはこの「マイクロプラスチック」の問題。勿論、この装置で収集出来る量は微々たるものなんだろうけど、それが日本中の船外機に、あるいは世界中の船外機やその他船に取り付けられたら、その効果は必ず大きくなるでしょうしね。
実は私も、海中のマイクロプラスチック汚染の話を聞いたときに、何となく「船がそうこうしている間、多分冷却数を取り込んでいるだろうから、それを濾過しつつ使用するのはだろだろうか」みたいな事は漠然と思いついたんですが、やはり餅は餅屋、ちゃんと実現してくれます。エンジン冷却のために組み上げた海水の一部を、フィルター付のパイプに通すことで、マイクロファイバーを濾過して回収するという単純な仕組み。フィルターがどう言うものか分からないけれど、コスト的にもそんなに高くは無さそう。追加のパイプ部分ととフィルター部分のスペースが余分に必要だけれど、は損のエンジン内部にもそんなに無理なく収まりそう。
環境相は、レジ袋有料化よりも、こう言う事を進めるべぎたよなぁ。今回はSUZUKIが発表したけれど、可能なら同様の技術を国内外に船外機メーカーに水平展開して、可能なら昔来るまま排気ガス規制をしたように、海洋で使用するエンジンには必須機能みたいな感じで点けさせたらどうだろうか。その為の補助金を出すとか、そう言うことの方がより実質的で現実的な環境対策になると思う。多分一番の課題は、フィルター交換の手間とコストだろうから、その部分のエコシステムを作ればかなり良いものが出来そう。日本の場合は島国で、日本列島の周りには色々な船が往来しているわけですから、それからの船がルンバのように海上をくまなく走行してくれれば、かなり効果はありそう。
勿論、この装置で回収できるのは、海面の表層面ごく一部だろうから、将来的には潜水艦とは言わないまでもそれよりも深い深度の海水を取り込みつつフィルターするような「清掃船」みたいなものも必要でしょう。この手のマイクロプラスチックは、例えば川から流れ込んだり、養殖などの漁具が分解して海中に拡散するので、例えば川の加工部分にこう言うフィルター装置みたいなものを置くとか、揚力上の周りに浮遊式の装置を置くとか、色々アイデアは幾らでも出てくると思います。そういう所に、まずは日本として一歩進むべきだと思うなぁ。
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