予想通りとは言え、立憲民主党を中心に日本学受会議の新会員任命に関しての合同ヒアリングを開催。でも、立憲民主党は、世間の空気を読んだのか何なのか不参加という記事。以前から書いているように、「合同ヒアリング」とか「〇〇タスクチーム」というのは、単にやっている感を見せるだけのもので、その証拠にその後の経緯とか結果結論に関しては、自党のサイトにも掲載されていない。さらに言えば、一番メディアが注目するであろう第一日目には多数の議員が参加するけれど、その後どんどん尻すぼみになっても行っている。
そんな中で、国民民主党がそういう「見せるだけパフォーマンス」から一歩距離を置いたのは、少し期待しても良いのだろうか。あくまでどんぐりの背比べレベルではあるけれど、野党として多少は評価出来る部分もある国民民主党が、ちゃんとその仕事をするのであれば、そこはしっかり評価してあげないと。アメリカのような二大政党政治は、日本では難しいと思うし、欧州なんかに見られる多数与党の連立政権みたいなものも安定性に欠けていると思うし。決して今の政治体制が良いとは言わないけれど、それなりに知識と経験がある基本となる政党党と、それに対して適時批判や修正を要求できる連立政党や、野党としては別の角度から批判できる勢力が、互いにそれぞれの主張を尊重しつつも意見を言い合える仕組みが、一番安定している気がしますね。
暫く前の旧立憲民主党・旧国民民主党の解党騒動の時には、実は旧国民民主党が与党との連立入りもと言われたけれど、それもあっても良いと思う。現時点では、色々競合する政策もあるので単純に今の自民党・公明党連立みたいな感じには行かないと思うけれど、それでも是々非々の立場でしっかりと意見できる政党が出来るのは良いと思う。個人的には、日本維新の会に期待していたところもあるんだけれど、やはりまだ力不足というのか、時々投げる暴投が困るというか。まぁ、そう言う意味では、今の国民民主党も、たまに入るストライクが素晴らしく見えるだけなのかもしれないけれど。それども、ストライクどころかキャッチャーミットにも入らない某野党第一党よりはましなのかもしれないけれど(笑)。
国民の代表として国会議員を務めているのだから、先ず考えなきゃいけないのは国民の利益のはず。ただ、100%満足出来る結論は絶対に有り得ないので、そこは第一義には多数をいかに救えるのかを考えるのだろうけど、そこに入らない少数の利益も出来るだけ担保しないといけない。最近の色々な風潮では、その少数の意見を余りに取り上げすぎて、多数の利益が失われている部分もあるように感じているんですが、そういう部分のバランスを取るためにも与党と野党というのは、基本対決するのだろうけど、協調や妥協も必要なはず。その一番肝心な部分が、殆ど観られない今の野党には、だから失望感して感じられなくて、支持率も上がらないんですよね。最も、そうやって答えは出ているのに、それを認めない、受け入れないというさらに悪循環が一番の害悪なんだけれど、やっと今回その事に気がついたとしたなら、ちょっとだけ期待したい。
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