TBS系列で放送されていた「半沢直樹」シリーズが昨日最終回を向かえて、それなりに話題になって居るみたい。その前にも、色々な番組に番宣で出演者が登場していたり、第8話でしたっけ? 撮影が間に合わず急遽放送を延期して、出演者が生放送で座談会するような「裏技」も放送したんですよね、確か。TBS系列だけでなく、出演している俳優さんが他局に出演する場合も、多分ドラマ内の配役の決め台詞とか、口調とかを真似して、何となく他局のドラマを宣伝しつつ、でもその番組がその人気で盛り上がればOKみたいな、呉越同舟というか棚ぼた狙いというのか、そんな後傾をここ最近ずっと見ていた気がします。
実は私、この話題の「半沢直樹」は勿論、NHKの朝ドラや大河ドラマ、さらにはそれ以外の放送局で放送されている、所謂「連続ドラマ」なるものを、もう20年以上観ていません。その切っ掛けとなったのが、1990年代に頻繁にアメリカ出張に行っていたこと。一番頻繁だったのは、ビザ無し渡航ぎりぎりの90日以内の滞在許可を生かして、3ヶ月日本、3ヶ月アメリカ、3ヶ月日本、というパターンを、足かけ3年位続いたこと。年間で183日以上アメリカに滞在すると、米国での納税義務が発生するという基本ルール(※もっと短くても、明らかに米国で就業していると判断されると課税される)があるのと、当時も面倒だった就業ビザ取得の手間を省くための苦肉の策でしたが、そんな行ったり来たりの生活が結構続いた時期があります。日本には、取りあえず3カ月位滞在しているから、その間は普通の生活をしているんですが、帰国して2週間くらいは時差ぼけが残っていて、昼夜逆転したような生活に。さらに、それが繰り返されると、リズム障害みたいな生活になり、夜は寝られないけれど、昼間突然睡魔が来るみたいな状態にも。結構辛い時期でした。
そんな状態だから、テレビを付けても面白くない。当時は、LD (Laser Disk)に凝っていて、アメリカ出張時にも現地のタイトルを購入していたりしたので、結局は息抜きはそちらの鑑賞になることも多くなり、日本の放送は殆ど観ない状態に段々となっていきます。それでも、歌番組とかバラエティーなどは、その放送で完結しているし、単純に観て笑って楽しんでいれば良いので観ていたんですが、「連続ドラマ」となると前後のつながりが分からないと面白くない。特に、アメリカに居る間に始まったシリーズなんて、日本も戻ってきてから見始めても、何が何だか分からない。今みたいな、見逃し配信何て言うのも無いし、最初から見ようと思ったら、そのドラマが終わってからビデオ発売されたものをレンタルするしか無いけれど、その頃には次の出張でアメリカに行っているし。そんな状況が続いたので、どんどんドラマ系を観る機会や録画する機会が無くなり、結構テレビからも離れた時代を数年間送ることになりました。その後出張機会も減って、日本に居る時間の方が圧倒的に多くなっても、どうもわざわざ毎週テレビを付けて観ようという気持ちが、全く起こらなくなってしまったんですよね。「24」という、1時間のドラマを実時間に合わせて放送するシリーズで、本当に24時間続けて放送した時があったんですが、今度は何時間も同じものを見続ける習慣がやはり消えていたので、もう2時間3時間過ぎると駄目。集中出来なくて、Give-upしましたねぇ。
そういうわけで、今回の「半沢直樹」を初めて、色々話題になる連続ドラマがテレビやメディアで取り上げられていても、実はさっぱり分からない(笑)。勿論、出演している俳優さんは知っているし、何となくどんな筋立てなのかは色々な情報から入ってくるんだけれど、だから観ようと思う気持ちが殆ど沸いてこない。たまに「話題だから観てみようかな」と思うときもあるんですが、その放送開始前に少しでも視聴率を上げるために出演者の皆さんが色々な番組に出演して、番組の宣伝をする様子を見てしまうと、天の邪鬼な性格も影響してか、何となくしらけてしまってそこで興味を失ってしまいます。何だろう、何かサプライズでプレゼントを貰ったときに、蓋を開けるまで中身を色々想像して楽しみたいのに、蓋を開ける前に、箱に空いた隙間から中身が見えて分かってしまったようなガッカリ感というか。少しひねくれた自分みたいな性格だからかもしれないけれど、テレビの番組表を見ながら録画予約する場合でも、最初に航路から外すような状態が、もう20年以上続いています。だから、そう言う人気ドラマを元ネタにした冗談とか言われても、自分一人だけ笑っていないことが多いのですが、それって私がフットボールに擬えたりそれに関係する冗談を言っても、フットボールを知らない周りが無反応なのと同じなんだな認識しています。(笑)
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