2020年9月28日

リニューアルはいつも改悪?

 ここ最近、このBlogのシステムBloggerや、Facebookの仕様が変更されて、特に管理画面が新しいデザインになりました。実は変更自体は数ヶ月前から適用されていたんですが、8月一杯くらいまでは「暫定措置」として、以前のデザインに戻すことも出来たんですが、9月に入ると強制的に新デザインに変更させられて、もう旧デザインには戻れない。新しくなる事は良いことが多いのですが、ことソフトウェアデザインの変更に関しては慎重にあるべき、というのがこの業界30年余りの経験を持つ某エンジニア(だれ? 笑)の名言(迷言?)です。

以前も愚痴ったと思うんですが、どちらもその新デザインは大きなアイコンや文字を使用した、タブレット/スマホを意識したようなデザインに変わっていて、これまでのように必要な操作が画面の中に集約されているものとは大違い。だから、以前はワンアクションで出来た操作が、今では二回三回とクリックして階層を辿ったり、別画面に移動したりとイライラしてきます。多分、カジュアルユーザー向けに、必要最小限簡単に操作するという前提でデザインされたものと想像するんですが、ある程度慣れたユーザーにとっては物足りなく、あるいは必要なものが直ぐにアクセス出来ないフラストレーションが生まれます。何度も書いているように、「簡易モード」「昼間モード」「詳細モード」みたいな感じで、それぞれのニーズに近い形で表示されるような対策が必要なんだけれど、開発側から観るとそう言うデザインを作り分けるのもなかなか大変。その苦労は分かるんですが、でもやはりユーザー目線になると許せない(笑)。

実は、私のようにパソコンで利用するユーザーが使用しているパソコン画面の解像度と、今は主流であろうスマホユーザーが使用して居るスマホの解像度を比べると、多分多くの場合はスマホの方が解像度は高いはず。でも、物理的なモニターサイズは、パソコン側がノートブックでもスマホの6~9倍位広いから、スマホ用に最適化するとパソコンでは間延びしているし、パソコンに合わせるとスマホでは細かくて使いづらい。だから、多くのサービスではアクセスしてきたデバイスタイプを認識して、それによって最適なI/Fを提供するようにしているんですよね。極端な話、Webベースのアプリであれば、CSS一つで何とでもなったりするんですが(いゃ、そんなに簡単じゃ無いよ-笑)。

例えば、MS-Officeのようなアプリケーションソフトであれば、それぞれのプラットフォーム毎に作り分ける必要もあるので、そのデバイスタイプ、少なくともパソコン、スマホ、という棲み分けは画面デザインだけで無く、機能実現の面からも作り分けする必要が有ります。一方で、BloggerとかFacebookのように、Webアプリの場合は、表示のみがブラウザーに依存しているわけだから、一つのソフトでどんなデバイスでも対応出来るししないといけない。パソコンと言っても、WindowsとAppleとLinuxがあるわけだし、ブラウザーだって、IEにEdgeにChromeにFirefoxにと多種多様。そこに対応しないといけないのだけれど、でもそれって他のWebサービス全般に同じ事なので、不満は言えない。となれば、デバイス毎に最適化するとか、ユーザーレベルによって選択肢を提供するとか、そういう部分にユーザー満足度の違いが絶対出てくるはずで、そう言う意味で今回の変更は「大いに不満」というコメントを返したい変更です。(※あくまで、個人的見解です-笑)

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