2020年8月4日

Speedway買収

セブン&アイHDが、アメリカのコンビニチェーン"Speedway"を、210億ドル(約2兆2千億円)で買収するという記事。久しぶりに聞く大型買収案件。買収される"Speedway"は、日本では馴染みが無いけれど、アメリカだとガソリンスタンドに塀瀬されていて、レンタカーの給油の時に結構利用したことが。そんなに大きな店舗では無くて、大体の場所ではソフトドリンクとドーナツとかの軽食、それとビールも売っているのには最初はビックリ。普通、ガソリンスタンドで売らないだろうと思ったんですが、まぁ「買う」ことと「飲む」事は別という判断なんでしょうね。でも向こうで言われたのは、警察官に止められれた時に、アルコール飲料の缶とか瓶が車内にあると飲酒運転で捕まる、ということ。蓋が開いていなくても、中身が空であっても、飲酒運転をしていたとして先ず扱われるから、必ず後ろのトランクに入れろと言われました。実際、スーパーとかABCとかwine Shopでアルコール飲料を購入した時には、忘れずに後ろのトランクにその他の買い物と一緒に必ず入れていたけれど、幸いにも今の所警察官に止められた経験が無いから、助かっているんですが。

私が出張で頻繁にアメリカに行っていた1990年代から2000年代には、日本ではまだガソリンスタンドにこの手の売店が併設されている設備は無かったように記憶しています。確か、ガソリン販売の法律か何かで、そう言う店舗を作ることが許されていなかったんじゃ無かったかな。まぁ、流石にガソリンスタンドでビールは不味いけれど、ソフトドリンクとか軽食くらいはついでに購入出来れば便利だよなぁと、出張から戻ってくる度に思っていましたが、最後の方になると最初はドトールだったか、ガソリンスタンドに一寸したお店が日本でも出来るようになってきて、今ではコンピに併設なんていうのも珍しく無くなってきましたよね。ただ、コンビニメインになってしまうと駐車場を広く取らないといけないから、店舗を作るとしても、ちょっと寄ってコーヒーとかボトル飲料を購入するとか、スナック菓子を購入するとか、そんな程度にしないと大変になるんじゃ無いかと。

もう一つ面白かったのは、その併設されたコンビニで宝くじを売っていたこと。日本で言うところの「ロト」みたいなクジがあって、結構勝っている人が多いんですよね。時々日本でも何百億とか当選したというニュースが流れるけれど、あたり番号がで無いとどんどん繰り越されていくから、何百億とか普通にあるみたいで羨ましい(笑)。当選金は、20年とか30年とか分割で貰う方法と、一度に貰う方法があって、後者の場合は半分近くが税金で取られるんじゃ無かったかな。前者の場合でも、その時その時に税金がかかるけれど、全体として受け取る金額の合計は後者の場合よりも多い。でも、殆どの人が全額を一度に貰って散財するらしいけれど(マテ)。

閑話休題。今回の買収は、国内では市場が頭打ちで且つ今後は少子化で縮小していくので、海外に活路を見いだす対策の一つらしいけれど、確かに何十年か前は「アメリカの人口2億人」といっていたのが、今では3億人を超えていますからね。まぁ、増加分に関しては移民が占める割合も多くて、合法移民は良いけれど不法移民の数も無視できないくらい増えていて、しかもそれが低賃金労働力としてアメリカの底辺を支えているという現実もあるし。日本も人口減少に歯止めを掛けるために移民政策をと言う話があって、個人的にはその考えには賛成だけれど、法律とか社会のルールを先ずはしっかり作らないと、元々に日本人との軋轢がアメリカ以上に激しくなりそう。アメリカの場合は、多民族国家では有るけれど、市民権を得るためには「アメリカ合衆国に忠誠を誓う」必要があるわけで、そう言うことも日本も考えないと将来は暗いかも。まぁ、外に出ていく話ばかりで、国内で盛り上がる話が最近効かないと言うのが、今の日本をよく表している気がする。

0 件のコメント:

コメントを投稿