「Go To トラベルキャンペーン」が始まって一月余り。スタート時はまだ感染拡大が止まらない状況で、時期尚早とか感染拡大を広げるのかとか、散々な言われようでしたが、それ以上に困窮している観光業や関連した交通や飲食計等救済目的に、一度後ろ倒しされた物を再度前倒しして、ほぼ当初の予定に近いスケジュールで始まりました。直前で、東京都発着の旅行が対象外とされて、その効果に疑問符も付いたけれど、結果積極的に利用する人はうまく活用して夏休みを楽しんだ人が多かったようですね。
菅官房長官によれば、少なくとも述べ200万人が利用。そのうち、登録したホテル・旅館での感染者は10名で、かつGo Toトラベル利用者は「1名」という状況とのこと。その「10名」あるいは「1名」が、どの様なタイミングでどの様にして感染したのか迄は不明だけれど、200万人の人が移動して感染率が「1/20万=0.0005%」というのは、「事故率」と思えば十分低い許容範囲と言って良い値では無いだろうか。受入側のホテルや旅館は勿論、利用者側も十二分に注意をしていた事もあるだろうし、クラスターが言われている、ライブ、カラオケ、夜のお店などと事なり、通常の場合でもある程度「三密」は回避されている環境ですからね。まぁ、本来の観光目的からかなり我慢しての観光になったのかもしれないけれど、それでも全く移動出来ない自粛状態よりはましなことは確か。
今週から一足早く夏休みが終わり学校も始まり、暫く連休も無いため少し下火になるのかもしれませんが、自分の周りでは結構この「Go Toトラベルキャンペーン」を利用して国内旅行をして居る人がいるんですが、その中では概ね好評。日頃自分で発注して好きな場所を飛び回るような人達ばかりなので、その仕組みや予約方法が分かりにくいと言われている「Go Toトラベルキャンペーン」も苦にならないみたいでしたが、一般に波及させるにはもう一段二段の改善が必要でしょうね。このキャンペーンは、一般の旅行は来年2021年1月末までが対象(修学旅行は3月遂行分まで)。さらに9月からは「地域共通クーポン」も使えるようなるので、さらにお得感が生まれてきます。まだまだ予断は許されないけれど、代にの終息も期待出来るようになりつつあり、これから秋の行楽シーズンに年末年始という旅行のピークタイムには、これまで以上に利用する人が増えるんじゃ無いだろうか。
所で、報道では「前倒しで7月から始めたGo Toトラベルキャンペーン」という様な言い方をする報道が多いけれど、元々の予定は夏休みを意識して7月の連休からを予定していたはず。それが、「委託費が巨額」等の野党からの批判で事業者公募が一旦保留となり、その為に再度公募をするにしてもキャンペーン開始は8月なると言われていました。しかし、それでは観光業が持たないという意見も大きく、まぁある意味「見切り発車」ではあるけれど、当初予定とほぼ同時期のスタートで始まったのが、今回のキャンペーンのはず。そう言う意味で、もともと8月予定だったものを無理に7月から始めたわけじゃ無い。結果オーライではあるけれど、感染者も広がらず、まだ不十分ではあるけれど観光業への還元も始まり、スタートとしては評価出来るんじゃ無いだろうか。次は、この状況を維持しつつ利用者が広がって、何とか例年の10%位まで落ち込んだ観光関連事業を、せめて60%とか70%位迄、可能なら80%とか90%とか位迄年内に復活させたいところ。受入側は、やはり死活問題だから十分に準備すると思うんですよね。だから、利用者側が油断して三密回避やうがい・マスク・手洗いなどをサボらない限りは、このシステムはそれなりに機能していく気がします。「旅の恥はかき捨て」と言うけれど、コロナは残って広がる物だから、それだけは持ち込まないしかき捨てない事だけは肝に銘じないと。
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