そんな疑問に答える(笑)、ダイキン工業の試験結果。エアコンを付けたまま窓を開けて換気した場合と、その都度エアコンを停止して換気してから、再度使用開始する場合の比較。
- 換気をせずに午前7時から午後7時まで12時間連続運転した場合の消費電力量は4.02kWhで電気代は108.5円
- エアコン運転はそのままで、30分に1回5分間窓開け換気した場合の消費電力量は5.52kWhで電気代は149円に
- 換気の度にエアコンを止めて、換気後に再度起動する場合、使用費電力は7.51kWhで電気代は202.8円まで上がる結果に。また、換気中に室温も30度近くまで達した時間帯もあった
確か少し前に外気を取り込みながら冷房・暖房するエアコンをダイキン工業が発表していたよなぁと記憶していたので調べたところ、「うるさらX」という名称で今年から発売開始しているみたいですね。単純にエアコン停止中でも、24時間換気も出来るみたい。今の家屋は24時間換気が必須なので、このエアコンを設置すれば、24時間換気用の換気扇を付けなくても良いのかな。で、この「うるさらX」なんですが、最初聞いた時に気になったのが「どうやって外気を取り込みつつ、室内の温度を維持しているのか」、その仕組み。自分達の世代だと、三菱電機が発売していた(※今も発売しているみたいですが)「ロスナイ」という換気システムが有名でした。今は別の素材を使用しているかもしれませんが、当時は和紙を蛇腹に折ったフィルターの片面に外気を、反対側に室内の空気を通して、和紙を通して熱交換をさせて、室内の熱が移動した外気を室内に取り込む仕組みだったはず。だから「ロスが無い=ロスナイ」という名前にしたと記憶しています。一時、三菱電機のエアコンにも、このロスナイを搭載した物があったと思うのですが、今のラインナップにはもう無いみたい。多分、エアコンはエアコン、換気扇は換気扇と機能分割していたほうが、フィルターのメンテナンスや作動条件やコストなどで最適化しやすいのでしょうね。
昔の隙間風が入る家屋と違って、今は外側はアルミサッシで密閉されて、室内においても密閉率の高い内装になってきていて、昔と比べて格段に「換気」とか「空調」という事が重要になっていることは確か。昔の家は、風が通りやすいように東西で風が抜けるように窓の配置や途中の部屋も障子を開けると筒抜けになるような配置を考えたりしたけれど、今はそんなに気にしないんじゃ無いだろうか。自宅も、父親が建てた今の家は、その前の昔からの家の時代と比べると、凄く風通しが悪くて、扇風機どころかエアコンが必須になってしまい、最初はリビングくらいしかエアコンを付けていなかったのが、とうとう暑さに負けてほぼ全ての部屋に後付けすることになりましたからね。最近のアパートやマンションだと、最初からエアコン付きの物件も増えていると思うけれど、これからますますそう言う傾向が高くなって、それこそ、デフォルトのガス・水道・電気に「エアコン」も追加されるのは近いんじゃ無いだろうか。
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