掲載している経済指標についても、失敗・マイナスを言いたいであろう3指標については、新型コロナウイルスの影響を考えないといけないはず。
- 名目賃金に関しては、働き方改革などで残業時間減少や、パートタイムなどの雇用増加がその理由と言われている。
- 国債発行残高は、新型コロナウイルスの特別給付金や様々支援策の原資として追加発行されているわけで、単に無節操に増加しているわけでは無い。
- 国内総生産も、新型コロナウイルスで一番落ち込んでいる時期と比較しているからで、国内総生産の10%を占めると言われている観光関連業(約50兆円)が、ほぼゼロで会った事を考えると、-13兆円というは実質的にプラスと言えるのでは。
見出しと言い、その表現の仕方(指標の出し方)を見ると、多分毎日新聞的には「8年近くも政権の座にいて、確かにスタート時からプラスになった事もあるけれど、それ以上に落ち込んでいるところもあり、結果あっけなく幕切れとなった」という言い方をしたいんでしょうね。でも、日頃は安倍政権に退陣を迫るような批判的な事を述べているわけだから、「あっけなく」というのは変でしょう。本当ならば「我々の主張通り、政権は頓挫した」とか言いたいのでは。でも、それでは批判が来るからこんな言い方をしているような気がする。新聞社あるいはメディアは、一度安倍政権スタート時と現在の自社の株価なり、売上げなりの数値を比較してみたらどうだろうか。それでマイナスになっているから「アベノミクスが悪い」と堂々と主張できるのでは。まぁ、笑われると思うけれど。
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