2020年6月15日

Gone to キャンペーン

新型コロナウイルス後の景気浮揚策の一つとして予定されていた「Go Toキャンペーン」が、3000億円余りの委託費を問題視した野党の批判を受けて、委託先の公募が中止。結果、夏休みシーズン前からのスタートを予定していたものが、さらに遅れることに関しての記事

最初このプランが出てきたときには、「"Go to"ならぬ、強盗キャンペーン」とまで酷評したのだけれど、結局野党がやったことは何とか命脈を繋ごうとしていた旅行業界観光業界の息の根を止めることになりそう。まぁ、旅行観光業界以外にも、色々支援が必要な業界団体は多いだろうし、それ以外にも「和牛クーポン」とかも酷評されたけれど、結局は全てを満たすようなアイデアが無い以上は、それぞれの団体組織単位でアイデアを出すしか無いわけですよね。野党関係者のTL何かを見ていると、先週くらいまでは「委託先問題」を上げていたけれど、週末くらいからは都知事選へシフトしているような感じで、結局は政局になれば自分達の存在が目立つと思っているだけなんでしょうね。これで、業界団体の倒産とか増えてくると「政府の支援が足らない、遅い、責任を取れ」と言い出すことに100カノッサ。

旅行関係で言えば、早々にインバウンドが回復することは期待出来ないわけで、となると国内で出来るだけ多くの人が回遊して貰うように工夫しないといけない。所が、そう言う旅行動機を誘引しようとしたアイデアが、野党の横槍で頓挫したわけで、彼らは一体どうやって新型コロナウイルス後の経済を回すつもりなのだろうか。まぁ、何も考えていないことだけは確か何だけれど。それは、予備費に関してのトンチンカンな批判からも明らかなわけで、結局10兆円の半分の使用目的を予め決めておくみたいな、予備費の目的を無視したような妥協案に。しかも、衆議院では自ら出した対案が否決されたのに、与党が出した補正予算案に賛成するという矛盾も。最近強く感じるんですが、確かに生活に直結する行政責任は、その多くは与党に責任があるとは思うけれど、採決で反対したとしても一旦その法案なりが成立したならば、その責任は野党も含めた国会議員全員の責任になるんじゃ無いのか、と言う事。多少は酷な言い方になるのかもしれないのだけれど、反対していてそれが反映されていないのは、やはり自分達の力不足もあるだろうし、「多数決」というルールがある以上いかに与党案に自分達の対案を含めさせるのか、その努力をどれだけしているのか疑問しか沸かない。

数日前に、政府配布の布マスクの配布が、ほぼ完了したという記事があったけれど、あれだってどの程度の不良品が発生したのか、真偽不明のまま膳料回収して再検査したから、結果的に一月近く配布が遅れたんじゃ無いだろうか。市場的には5月のG.W.明け位からマスクが場回り始まる様になり、価格もどんどん下がってきたけれど、あれだって他のマスク配布というイベントがあったから、国民の興味も高まり、色々な企業参入の動機にもなったはず。それを考えたら、仮に不良品が出たとしても、その影響を最小限にとどめて配布を優先したら、もっと大きな波及効果があったんじゃ無いだろうか。結局は、無い日新聞が取り上げたものしか不良品の事例は無いみたいだし、その後再検査で見つかった分を含めても、通常の製品と同程度以下のコンマ以下の不良率だったわけだし。そう言う、自分達の主義主張のためだけに生きているような存在が、どんどん今の生活を難しくしているんだなと実感。折角の「Go to キャンペーン」は、すでに過ぎ去ってしまった「Gone to キャンペーン」になってしまいましたね。

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