2020年6月13日

BTFの思い出

昨日"Back To The Future (BTF) Part 1"が放送されて、TLは昨晩から大いに盛り上がっているんですが、このBTF 3部作はSF好きの自分も大いに好きな作品の一つ。作品は1985年の公開で、日本でもその年の年末に公開されているから、多分1985年とか1986年位に私も映画館で観たはず。で、余りに良かったから、Laser Disk版がリリースされると直ぐに購入して、今でも手元に持っている位。

この作品のオープニングは、今で言えば「ピタゴラスイッチ」みたいな感じで、あそこも良く出来た導入部分だと思うけれど、個人的に一番印象に残っているのは、深夜のモールの駐車場にデロリアンを持ってきた部分。広い駐車場をリビアの過激派と鬼ごっこしながらタイムとトリップするんですが、あの「巨大なモールの駐車場」と同じ位巨大なモールを、その数年後初めてアメリカに仕事で出張に行って見たとき。宿泊していたホテル目の前に、当時出張先のNorth Carolina州最大のモールがあって、モール自体も大きかったけれど、その周りにそれこそ境界線が見えないくらい広大な平地の駐車場が広がっていて、「なんじゃこりゃぁ」とビックリしたのは今でも覚えています。で、「あぁ、あのシーンと同じだ」とさらに納得した次第。

その後の話は、タイムトリップ先の1955年に移り、主人公のマーティンの父親と母親の出会いやら、元の時代に戻るためのタイムマシンの準備やらのドタバタがあり、雷の落雷をエネルギーにして戻るアイデアは秀逸ですよね。Wikiによると、もともとは核爆発を利用して戻るシナリオが予算の関係からあの落雷シーンに変わったらしいけれど、やっぱりあれも名シーンの一つだと思う。そこから畳み掛けるように、元に世界に戻って目が覚めると、自宅が立地になっていて、トヨタのピックアップにあって、恋人と週末デートに出かけようとしたら、そこにデロリアンガ表れて中からドクが登場。未来でマーティがトラブルになっているからと、"Back To The Future!"と言って"To Be Continued..."と出てPart-1が終わるところまで作品ですよね。今回のテレビ放送では、その最後の"To Be Continued..."がカットされたみたいだけれど、あれが無いと意味が続かない。

Part-1が凄く良かったから、次のPart-2も楽しみにしていたんですが、個人的にはPart-2はガッカリしたんですよね。何か話が飛躍しすぎているというか、何というか。で、あまり期待せずにPart-3を見たんですが、ここでやっとPart-2の意味が分かった気がして、その後購入為たLaser DiskのPart-2/-3と合わせて全部を一気に試聴すると、「あぁ、なるほど」と納得出来るシナリオに。Part-2とPart-3は、スケジュールの関係で平行して撮影されたそうですが、そう言うこともあって色々仕掛けが面白いというのが、後からジワジワきました。この頃は、社会人になって多少なりともお金の余裕が出来た頃なので、Laser Diskのタイトルを買い漁った時代で、映画もそれなりに購入したけれど。今でも記憶に残っている作品だよなぁ。Part-3の最後に、ドクが家族ともに蒸気機関車型タイムマシンで戻ってきて、デロリアンを破壊して、しかも蒸気機関車型タイムマシンは、反重力(?)利用の未来技術の塊でタイムトリップして終わります。当時は気がつかなかったけれど、暫くしてあれは、ドクは未来に生活しているから、あれだけの技術を利用出来ているし、だから"Back To The Future"で終わるんだなと気がつきました。で、もう過去は改変されないようにデロリアンを破壊して、自分達は「未来に戻る」から、もう過去の改変は発生しないという、ストーリーの整合性を担保しているのだな、と納得。考えてみたら、Part-2の未来編は2015年の設定で、現実はすでにその2015年を大きく過ぎているけれど、タイムマシンは誕生していない(笑)。辛うじて、NIKEの「自動シューズ」は登城したけれど、ホバーボードも無いし、現実はなかなか未来へ追いつけないけれど、夢だけは何とか繋がっているのかな。いろいろ、思い出を思い返す機会になりました。

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