2020年6月12日

夏の廃熱問題

毎年夏になると頭を悩ませる問題の一つ、ノートブックパソコンの廃熱問題。最近では、ノートブックPCを載せて使うような物から、空冷用ファンがついたものまでいろいろな物が販売されているけれど、通常の使用であれば、ちょっとノートブックPCと机の間に、空気の流れる空間を作ってやれば良いんですよね。

だいたどこのメーカーも、底面から外気を吸気してCPUとか発熱タイへのヒートシンクに触れさせ、熱くなった空気は側面から排気するようなエアーフローにしていると思います。昔だと背面排気もあったけれど、段々と厚みが薄くなり、背面にはバッテリーとか内蔵する傾向が多くなって、多分最近のデザインでは、底面吸気側面排気というデザインが一番多いのでは無いかと思います。この場合一番重要なのは、いかに底面から冷えた空気を取り入れることが出来るか。最近の薄型パソコンだと、底面の脚の高さも低くなってきていて、多分ノートブックPCの底面とそれが置かれている机の隙間は2~3mm程度じゃないかと思います。普通なら、それ位の隙間を想定してエアフローをデザインしているはずですが、例えば机の材質でその性能は大きく違ってきてしまいます。

一番良いのは、金属製の机。結構熱がこもるのが、木製机の表面の場合。さらに拙いのは、机の上に何か敷物を敷いていて、パソコン底面の空間が塞がれてしまうこと。あと、結構盲点なのが、机の上を綺麗にしていないと、そこに堪った誇りやゴミが吸い込まれて、吸気口が塞がれたりしてしまうこと。まぁ、考えてみたら簡単なロボット掃除機みたいな物ですからね。回りの軽い綿埃とか、結構吸い込んでいます。私は、時々外からエアブローで強制的に掃除をするけれど、結構ビックリするくらいの誇りが、側面のファンから拭きだしてきたりします。注意して使用していてもです。だから、記事のようなちゃんとした下に敷くエアクーラーで無くても、LCDパネルの下側当たりに、何か1~2cm位の堅い物を挟んで後ろを持ち上げて上げるだけでも、かなりエアフローが改善されます。ただ、それは簡易的な対処方法としては良いのですが、ノートブックPCを動かしたりすると外れてしまうので、やはりちゃんとした物があった方が良いのは事実。

ノートブックPCもそうですが、デスクトップPCも同様に対処が必要で、結構デスクトップPCの場合、本体を奥の方とかの狭い場所に押し込めて設置したり、床に直置きしている人が多いんじゃ無いかと思うけれど、これもエアフロー的にはNG。側面吸気の場合も有るとは思いますが、基本的には前面吸気背面排気が一般的だろうから、前面パネルの前は空け置く必要があるし、背面も20cm位の空間とその上の吹き抜けがちゃんと無いと、スムースに熱排気が上に抜けてくれないので拙いことに。床置きだと、これもロボット掃除機減少が発生して、どんどん誇りとか吸い込んで熱効率が悪くなるから、20~30cm位床から高い場所に置くだけでもかなり違うし、出来ればこれから熱くなる前に一度内部を綺麗に掃除しておくと、トラブル回避にも繋がるんですが、なかなかそれも大変。デスクトップPCの場合、一旦設置してしまうと、なかなか移動したり取り出したりするのが大変なんですよね。リモートワークをトラブル無く進める秘訣の一つに、しっかりパソコンの熱対策するというのも有るかもしれませんね。

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