2020年6月13日

扱いの違い

アンジャッシュ・渡部健氏の不倫騒動で、ここ数日テレビやメディアは大騒ぎだけれど、数日前にたまたまテレビで目に入った、お昼のワイドショー(CX系列)で、同じ事務所の後輩芸人さんとMCの男性司会者が、言い方は悪いけれど、何かヘラヘラ笑いながらコメントしていた様子を見て、あぁこの人達もそんなに真剣に考えていないんだなと言うのを実感しました。他にニュースが無いからか、やはり不倫関係のネタは視聴率が稼げるからだからか、何処の局もトップに近い扱いで連日報じているけれど、そんな中でちょっとビックリしたのが昨日。今年初めに、やはり不倫疑惑で一気にその「清潔感・格好良さ」を喪失した、俳優の東出昌大氏が映画の告知で他の共演者と一緒にテレビ出演している。あれ、いつの間に「禊ぎ」が終わったんだろうか。

どちらが悪いとか罪が軽いとかは外野が言うことでは無いけれど、不倫騒動発覚直後はあれだけこちらも騒いでいたのに、何か知らないうちにしれっと復帰している印象が。思わず、「芸人さんと俳優さんでは、やっぱり扱いが違うのだろうか」とふと思ってしまったり。そう言えば、「渡部健」氏と何となく名前が似ている、国際的ハリウッド俳優氏も、アメリカ等での不倫が発覚して、結構「おしどり夫婦」として名高かった奥様とも離婚しましたが、この人も不倫発覚直後は幾つかインタビュー記事を見たけれど、その追求は今回のようなネチっこさは無く、しかも1~2週間後には、そんなことあったのかみたいな感じで、新しい舞台の話とかインタビューされていたような記憶も。今回の様子を見ても、お笑いタレントさん、あるいは芸人さんだから好きなだけ叩いて面白可笑しく扱って、視聴率アップや雑誌の売上げアップに繋げたいけれど、俳優さんとか著名人でそれなりに「重い人」だと、さらっと表面を撫でて終わりなんだなと再認識。

その不倫行為が、何か第三者の命を脅かすとか、物理的な障害を発生させて大きな被害が発生したとか言うなら別ですが、申し訳ないけれど当事者間の内輪の話な訳で、外野がとやかく言う話じゃない。芸能ゴシップとして、面白いネタの一つなのかもしれないけれど、いかにタレント・芸能人家庭とはいえ、やはり個人のプライバシーはあるわけで、かつ夫婦間の問題をどうしようかという話しは当事者同士で解決する話のはず。そこに無関係な芸能記者とか、回りの人間とか、ましてやSNS等で全く無関係な野次馬的な素人が関わる理由などは無いはず。今稼ぎ時のタレントの一人で、レギュラー番組も多かったから、放送やCMへの影響は大きいだろうし、そういう部分で多少のニュースバリューというか意味はあるかもしれないけれど、それだって幾らの損害で補償が幾らでみたいな話が外に出るわけでも無く、結局は「各番組は対応に苦慮している」で終わりの話。それらだって、当事者の問題でしかないわけで、それをことさら取り上げることに社会性があるとも思えない。

あれだけ「反社、反社」と騒いだ「闇営業問題」だって、いつの間にかメディアも扱わなくなり、結局は一部のタレントさんが、何か責任をおっかぶせられて自粛みたいな事が続いているだけ。何か、例えば一時期流行った「ひょっこりはん」みたいな、一発芸人的な扱いで人の不幸を笑っているだけなんですよね。タレントだから、芸人だから、一般の人よりは世間の注目を集めることは仕方ないのかもしれないけれど、もう後は当人同士の話に任せれば良いと思うし、仕事関係だって当分は新規の仕事は無いだろうし、今回の件でキャンセルしたるする負債も背負うことになるんだろうけど、底は高い授業料を払ったと思って、これからまた頑張って貰うしか無いのだから。取りあえずは、もう十分メディアは元を取ったのだろうから、後は何ヶ月かあるいは半年とか、静かにして上げればと思いますよね。それで、また同じ事をやっているなら見放せばいいわけだし、逆に家族の絆がこれまで以上に固まれば、そんなこともあったねと笑い話になるだけなんですから。もうね、人様のゴシップはいらない。そんな暇があるなら、自分のことをもっと色々考えないと。

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