2020年6月1日

アメリカと一緒?

毎日新聞に掲載されていた、この週末に行われていた渋谷署前でのデモに関しての記事。デモの理由は、一週間ほど前に職務質問を受けて首に怪我を負ったトルコのクルド人男性が、警察官による暴行を批判して外国人差別批判をするためとのこと。

新聞記事を読むと、恰も警察側が一方的にその男性を路上で取り調べて怪我をさせたように見えるけれど、これに関しては直ぐにTL上に色々な情報が上がり始めていて、それと合わせて読むとどうも疑惑というか不信感を感じる内容に。先ずは記事がそうなんですが、トルコ人男性側からの話だけで、一方の警察側の話なり取材内容の記事が無い。まぁ、警察に取材しても「職務に乗っ取り、法令に従って執行したもの」という、定番の回答しか戻ってこないのだろうけど、でもその一言があれば記事として双方の意見を比較したという大義名分が生まれるけれど、今のままでは一方的な話にしかならない。言い方は悪いけれど、あえてトルコ人男性の意見だけを伝えたいようにも感じる。また、毎日新聞のtwitterでは、そのトルコ人男性の同乗者が撮影したという、職務質問後の取り押さえ行為の映像が貼付されているんですが、確かにそこだけ見れば警察が一方的に押さえつけているように見える。でも、よくよく映像を見ると、双方の車は中央分離帯と思われる植え込みの横に停車していて、その横はどんどん自動車やバスが通過している。そんな状況でなんでこんなことになったのか、肝心の部分が無いからここだけでは判断出来ない。そんな、往来の真ん中で車を止めて外で確保するなんて、よほどのことが無い限りは安全上幾ら警察でもやらないのでは。

今アメリカでは、黒人男性が警察の逮捕行動の後死亡したことで、大きなでも騒動が各地で発生しているけれど、今回の件もそれに擬えて発信するツイート等が多いこともちょっと疑問。元々アメリカでは、白人vs黒人の反感みたいなものは確かに存在していて、敵対している人達もいるみたいなんですが、日本ではそう言う対立構造みたいなものは存在していないと行って良いし、ましてや今回はトルコのクルド人男性ということで、アメリカの例とは異なる事象。というか、この騒動の時には、別にそこまで国籍が分かっていたわけでも無いだろうし。それ以上に不信感が生まれるのは、その後直ぐにこう言うデモに発達することで、そこには立憲民主党やその議員だとか、入管問題で揉めている別のトルコのクルド人男性とか、ちょっと胡散臭さを感じてしまう。皿に胡散臭さを感じるのは、アメリカでの暴動行為の中心になっている団体(ANTIFA)関係者と思われる人達が、その渋谷署前へのデモに参加しているという話もあり、実際その団体の旗がデモの中で振られている映像もあるみたいなんですが、そう言うものの存在が言われたら、その主張がどんなに立派なものであっても個人的には一切信用できなくなります。

警察側も公開はしないだろうけど、多分ドライブレコーダーなどの証拠は残しているだろうから、その辺りの映像内容が同裁判で判断されるかですよね。さらに個人的に気になるのは、この職務質問されたクルド人男性の友人という男性が、もう10年近く難民申請などで入管法違反の裁判などをしている人物らしいこと。日本人女性と結婚して、永住権を申請しているらしいけれど、それが認められず難民申請して結果的にそのまま日本に定住状態になっているらしいけれど、その受理されない理由は何だろうか。日本人女性と結婚していて何年も日本で生活しているなら、よほどのことが無い限りは申請が受理されるような気がするんですが。あと、この手の事件というか騒動の場合、結構騒いでいるのは少数で、それ以外の人達は世間の注目も集めたくないし、騒ぎになっていらぬ疑惑を賭けられるのも迷惑なので、逆に身内の方が醒めているケースが多い気もします。日本では、2000名位のクルド人の方が生活しているらしいけれど、彼らの意見というか気持ちも聞いてみたい気がする。

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