昨日見てびっくりしたニュース。UAがLAX離発着の遠距離フライトを、少なくとも一年間は保留するという記事。西海岸では、SFOとLAXがUAとしてのHubだったけれど、厳しい状況の下SFOに集約するみたい。さらに、そのSFOに関しても、多くの従業員(約700名)をレイオフして、旅客収入が見込めないかな少しでも負担を軽減しようとしている様子。
現状、世界中の航空会社全てが直面している困難なわけで、DL/AAも同様だと思うけれど、流石にHubであるLAXを地方空港クラスにするのにはビックリ。噂では、IADとかも危なそうということで、東海岸側はEWR、中部地域はORD、山岳地帯はDEN、西海岸はSFO、そして南米方面はIAHと棲み分けるんだろうか。それでも、今の厳しい状況では更なる縮小は早いかも。ほんの半年前には、羽田からの新路線とかワクワクしていたのに、今は絶望に近いものしか感じない。米系のUA/DL/AAの三大メジャーのうち、どこが最初に倒れるか、もうロシアンルーレット状態のような気がする。
一方で、昨日はUAからのDMで、5月14日までの期限で100%のボーナスマイル付のマイル購入のお誘いが飛んできたりしていて、うーん、それだけ切迫しているのかなぁと言う気分。それなら、US〇〇ドルで、向こう5年間のUA MP 1K資格購入出来るとか、2年分のGS権利購入出来るとか、やってくれないだろうか。まぁ、そこまでやり始めたら、もう会社としてもかなり危ないだろうし、購入した途端にChapter-11になりそう(マテ)。
日本の場合は、まだ国内に高速道路網や新幹線を中心とした鉄道網が発達しているので、沖縄や離島を除けば、空路が減っても何とか生活圏の維持は出来るけれど、アメリカの場合は飛行機が乗合バスくらいの感覚で利用されている社会ですから、現状が続くと社会構造自体崩壊するんじゃ無いだろうか。あるいは、連邦制に対しての依存度が減って、どんどん州政府が中心になって、州内とか隣接州との移動だけで社会システムが回るようなコンパクトな社会構造に変革したりして。そうなると、新たな枠組みみたいなものが、米国国内で生まれたりするかも。いずれにしても、各国で段々と非常事態からの出口戦略が言われ始めてきているから、徐々にフライトも元に戻ることを期待しているんですが。でも、9.11の前後で空港やフライトの手続きが全く変わったように、今回の新型コロナウイルスの前後でも、また大きく変わると思いますね。ますます、飛行機利用が面倒になるのは困るなぁ...
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