2020年5月17日

新生活様式?

NHKのこの記事を見て先ず思ったのが、「そのフェイスシールドは、持ち歩くのだろうか」という事。お店が用意するにしても、毎回使い捨てなのか、消毒して再利用するのかで、やはり気持ちは変わってくるし。確かに「三密回避」というのは「新生活様式」なんだけれど、こういうのはどうだろうか。

多くの飲食店では、売上げを上げるため店内の座席数を増やすことは普通で、だから通常のオフィスなどよりも人と人との距離が近いのも事実。それは改善は必要でしょうね。カウンター席なら、これまで10席だったら7席とか6席とまで間引いて間隔を広げるとか、テーブル席も、テーブルの間隔は広げて場合によっては対面にならないようにするとか。あるいは、テーブルの真ん中に透明なアクリル板とか配置して、対面している相手の呼気とかが直接反対側に届かないようにするとか。ただ、あくまで個人的な勝手な想像だけれど、飲食をしているときって、料理を食べたりお酒や飲み物を飲んだりしているから、結構口腔内はそれなりに清浄な状態に近いのでは無いかと。だから、くしゃみとか咳とかする場合には、当然口元を隠すとかするけれど、それ以外の普通の時にはそんなに気にしなくてもいいのではないかと。

勿論、基本的な対応は十分にする必要は有るでしょうね。例えば、

  1. 体温日には注意して、発熱している、状態が変と感じたら直ぐに来店は止める
  2. 入店時と退出時に、必ずアルコール消毒や手洗いをして、ウイルスを持ち込まない、持ち出さないを徹底する
  3. 店内では距離をとって着席するなりして、勝つ相手に対して話をするときには、突発的なくしゃみとか咳にも注意をする
  4. 大声での会話とか合いの手とか、飛沫感染のリスクを低減することを常に意識する
  5. 接触を伴うサービスはしない、利用しない。
  6. カラオケのマイクや楽器、あるいは食器類など、共有するものは、その都度洗浄して除菌する
  7. 帰宅時も、手洗いやシャワーなど、自宅内にも外から持ち込まない意識を徹底する
と、書いてきて、よくよく考えたら店舗側が座席数を調整して、顧客同士の距離を空けること以外は、これまでだって普通に必要な対策、するべき対策なような気がする。今回日本で新型コロナウイルスが爆発感染していない理由が色々言われているけれど、やはり生活習慣の違いは大きいのかな。欧米と日本やアジアを比較すると、それ以外にも宅内で履き物を脱ぐ・脱がないも大きいですよね。外から拾って靴底に付いているウイルス等が、そのまま家の中にまき散らされるのか、玄関で留まるのか、それは大きい違いだと思う。

そう言う意味では、「新生活様式」と言いつつも、実はこれまで普通に過ごしてきた「生活様式」と、180度違うような変化を求めているわけでは無く、常識的な事をこれまでよりはより多頻度に正確に履行していく事と思えばいいのでは。油断してはいけないけれど、何が要求されているのか、何が重要なのか、その点をちゃんと認識していれば、実は「新」とは付くけれどそんなに違ったことを要求されているのでは無いと言う事にならないだろうか。危機感を持つことや緊張感を持つことは大切だと思うけれど、それだけじゃ無くて実は自分達は有る程度これまでもやっているし、出来ないことではないと言う、そう感じる「余裕」こそが、今一番必要な物じゃ無いかという気がする。

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