2020年5月11日

ビデオ会議

ここの所のリモートワークで、電話会議どころか、TeamsやZOOMといったコラボツールを利用して、ビデオ会議、それもグループで集まっての利用がどんどん普及しています。私は、会社に入った頃(もう30年以上前)から、社内での電話会議が当たり前で、開いてである米国の東海岸が朝になるのを、どんどん遅くなる会社で残業をして待っていて、やっと相手が出社したら電話をして、スピーカーホンに切り替えて電話会議を、日本時間で真夜中までやる、というのが週に何度かありました。

その後、WebExとかSkypeとか、コラボツールがVoIPをサポートするようになり、少なくとも音声会議なら、ネットワークさえ有れば可能になったけれど、最初の頃はトラフィックも細くて、音声がぶつ切りになったり、フリーズしたり大変。それが今では、音声の品質もかなりアップしてきているし、なんと言ってもビデオ会議が普通にスマホなんかでも出来るのが画期的。私が入社した当時、職場は新築されたばかりの当時最先端のインテリジェントビルで、幾つかある自慢のうちの一つが「専用のビデオ会議室」が設備されていた事。当時、録音スタジオくらいのビデオ会議室の器材室と、20人位が入れるビデオ会議室が設置されていて、アメリカの同じのようなビデオ会議室との映像を使った会議が可能でしたが、これがいざやるとなると大変。確かに専用の電話回線とネットワーク回線だったかを使用していたので、利用するには数日前までに利用申請が必要で、かつ通信料もかかるので上司の承認が幾つも必要に。また、いざ会議を始めるとなると、まずは回線接続を相互に始めて、その後カメラやマイクなどの機材をセットアップして、その後総合にデータが送受信出来るか確認してと、準備だけで1~2時間はかかるような代物。

苦労してビデオ会議を始めても、当然解像度は低いし、駒落ちどころか殆ど静止画みたいな映像しか送れない。それでも、相手の顔を見ながら会議できることは、当時は画期的でした。まだ「パソコン」が登場する以前、「コンピューター」と言えばメインフレームが普通で、DEC等の所謂「ミニコン」が登場しだした頃のは無しですが。そんなこともあってか、会社での会議はスピーカーホンなどを利用した音声だけの「電話会議」がずっと続いていて、実はビデオ形式の会議も、今年になってやっと2回位参加しただけですが、その時もビデオは面倒だからと自分の映像はOFFにしたまま。どちらも、殆ど発言機会は無いというか不要の会議だったので、オブザーバー的な参加でしたからそれでも構わないのですが、個人的にはビデオデータ分トラフィックが増えるよりは、その分を音声データとか画面更新の方に回して、より高品質の音声通話と、安定した画面共有の提供に注力して欲しいけれど。

ちょっと前のビデオ会議というと、向こうもこちらも会議室に集まって、それを一台のカメラが全体を写し、ちょっと手の込んだ場合は発言者をまた別のカメラで撮影していて切り替える、みたいな方法が一般的だったと思います。それが、最近のビデオ会議は、一人が一つのカメラで撮影された、それがタイル状に幾つも画面に分割して表示される形式で、それも個人的には慣れない理由の一つといってもいいかも。今状況では、各自が自宅にいて其処から参加するからそう言う形式になるのが当たり前ですが、仕事で使うとなると一寸違和感を感じますね。でも、考えてみたら、ノートブックパソコンなら、最近のモデルなら大体内蔵カメラを搭載しているし、特にUSBカメラとか追加しなくても直ぐにビデオ会議とかビデオ通話を開始することが出来ます。その品質だって、普通にスタバ当たりのフリーWi-Fiを利用しても、そんなに困ることも無いし、自宅からだと光回線が利用出来るから、容量的には全く問題なし。さらに、ZOOMとかTeamsとかわざわざインストールしなくても、LINE電話とか普通に使っているアプリでビデオ通話だって可能ですし、正直以前のように準備とか設定とか使い方とかの敷居が、一気に無くなった感じの最近のビデオ通話。個人的には、今後はそう言う方向に行くしか無いと思いつつ、正直ずっとカメラの前に座っているのは面倒。だから、自分の真面目なときの写真をスキャンして、3D CGのモデルを作り、それが適当に顔の表情とか口物とか動かせるようにして、その自分の3D CGと適当な背景を自由に組みをあせて使えるようにならないかと希望中。実蔡に参加するのは、音声通話の方だけで、映像の方はそのCG君とCG背景が自動的に利用されるような仕組み、誰か作ってくれないだろうか。それだけで、凄く仕事、特にビデオ会議が楽になる(笑)。

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