2020年5月23日

航空需要

Peachが6月1日からの、国内線再開を発表しましたが、6月の中頃くらいが航空関係は一つ目安になりそうな雰囲気。ANAの予約も、6月初旬は5月と同じくらい運休が残っているけれど、予約を見て類と中旬くらいから、徐々に便数が増えています。このあたりは、最近の感染状況や自粛要請の緩和や解除状況を睨みつつ、低迷している経済状況の復活も考えないといけないから当然だとは思います。地元のFDAも、5月の中旬から一部運休を解除してフライトを再開しているけれど、どこも状況は同じだろうし、FDAとかANA/JAL以外のリージョナルジェットは大変さも一入でしょうし。

国際線も、徐々に運休から減便運航、減便からデイリーにとか、各航空会社の模索が続いている様子。とは言っても、ほぼどの国も厳密な入国管理を継続している状況では、フライトは再開しても、それを利用する乗客は凄く限定されたままですから、なかなか「元通り」というわけには行かない。今の状況を見ていると、国際線が以前の状態に戻るのは、どんなに頑張っても早くて8月、場合によっては夏ダイヤは以降の10月位からかもしれない。その頃には、来年の新型コロナウイルスが再活性化しているかもしれないし、そうなると大手の航空会社も再編とか、かなり影響は厳しくなりそう。ANAだって、経営破綻だけで無く、JALとの統合とかもあり得るかもしれない。

5月は、3月のダイヤ改正で予定していた増便分を保留する形で、新幹線の間引き運転をしていたJR東海/JR西日本は、6月になるとその間引き運転を終了して、通常ダイヤに戻すとのこと。以前の利用者数にはまだまだ届かないでしょうけど、一つは車内での「三密回避」ということと、やはりそれなりに人手が戻りつつあることの証明では。日本のバックボーンである新幹線が復調しつつあれば、飛行機の方も、国内線に関しては期待出来そう。ただ、ビジネス関係では「リモートワーク」が一気に普及して、これまでのように出勤出社だけで無く、多分顧客訪問等もリモートで行うことが常態化していくだろうから、そうなるとコロナ収束後でも人の移動が以前の何割減になる事が想像されます。そうすると、新幹線よりも航空機の方が影響が大きいかも。だって、移動距離が長いほど遠いほど、リモートのメリットは生まれるわけですからね。

うちの会社は、今の所出されている「6月14日までのリモートワーク」のガイドは変わらないので、それ以降どうなるか不明。ただ、リモートワークを終了して以前の勤務態勢になる事は無いことだけは確かで、伝え聞く範囲では、コロナ後も少なくとも3割はリモートワーク化したいらしい。私自身は、以前は月曜日から木曜日がリモートワーク(在宅勤務)で、金曜日のみ出社していたから、80%のリモートワーク率ですから、全く影響しないけれど、自分以外の人は大変だろうなあ。3割の削減となると、週5日の営業日のうち、2日はリモートになるわけで、うちの部門の人は何とかなるにしても、それ以外の所は大変そう。新しい働き方、新しいライフスタイルは生まれてくるとともに、ある意味レガシービジネスになりつつある「交通系企業」の新しいビジネスモデルが必要な時代になりつつありますね。

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