2020年5月13日

昨日の韓国、明日の日本?

国会や一部メディアでは、未だにPCR検査を拡大しろ、感染者を早期発見して隔離しろという話が賑やかだけれど、日本以上にPCR検査を進めていた欧米や韓国等も、すでにそう言うフェーズは終わって(無理だと理解して?)、より効率的な検査方法への移行を始めている。特に、ほぼ封じ込めに成功した韓国や台湾、さらには力尽くで封じ込めをした感染元の中国などは、早くも緊急事態宣言を解除して、徐々に以前の日常へと戻しつつある状態。そんな中で、韓国に学べという意見も根強く聞かれるけれど、その件に関しては社会システムの違いが大きいわけだから、同じ事は日本では出来ないし、その為にはそれこそ憲法改正まで考えないといけない話なのだけれど。

その、感染封じ込めの優等生韓国で、クラブでの集団感染が発生し、早くも第二波の兆候が。クラスターの原因となった陽性者は一人だったみたいですが、クラブという環境が濃厚接触者を増やして、感染者数は100名を超えている様子。全体で5000人とかの関係者がいるみたいだけれど、どうもゲイイベントということで身元を隠していた人が多いらしく、韓国の住民登録システムをもってしても追跡調査が進ま無い様子。同じく封じ込め成功を言っている中国でも、新たな感染爆発の兆候が出てきたりして、やはりしっかりと収束するところまで見ていないと、この新型コラナウイルスは安心出来ないずる賢い性格みたい。

日本では、明日にも多くの重要地域の自粛が解除されるという話が出てくるくらいに落ち居てきていて、中国や韓国のような住民追跡システムが無い中、まぁ色々な理由はあるだろうけど、医療関係者の分張りに大いに助けられていることは確か。そんな中で、やはり収束したと思っていても所謂「三密」が作られてしまうと、そこからちょっとした切っ掛けでクラスターが発生して、下手をすると感染爆発する事が、今回韓国で図らずも証明されてしまい、これは日本でも十分注意が必要なことは言うまでも無い。これから日本か向かえる、高温多湿な環境は新型コロナウイルスにとっては悪い条件になるので、さらに収束スピードも進むとは言われているけれど、建物の中に入ってしまえば気候条件は無関係になるし、やはり濃厚接触というか狭い空間での飛沫感染が一番危ないんでしょうね。もしかしたら、ライブハウスとかクラブなんかは、顔をすっぽり覆うような簡易的なマスクみたいな物が必要かもしれない。ビニール袋に、フィルター付の空気穴を作って、それを被ってライブに行くみたいなルールが出来たりして(マテ)。

うちの会社も、G.W.前には今月24日までリモートワークの指示が出ていましたが、数日前にさらに6月14日まで延長のガイドがでてしまい、ますますオフィスから離れる結果に。しかも、仮に新型コロナウイルスの終息宣言が出ても安心出来ないという事なのか、あるいは下降気味のビジネスを少しでもリカバーする目論見なのか、収束後も現在のようなリモートワークを続けることは可能か、その場合どう言う条件や環境があれば可能か、結構強めのアンケートというか問合せが会社の上の方から出てきていたりしてビックリ。私は、もう10年以上も自宅で在宅勤務をしているから、特に問題は無いけれど、仕事の中にはどうしてもオフィスに行かないと出来ない事も20%位はあります。それをどうしたら可能になるか、今の所単なるアイデアというか思いつきレベルだけれど、ロボットを導入したら可能かみたいなことまで言われているので、会社としては結構本気かと。まぁ、仕事の方は何とかなるとしても、やはりリモートだけでは成り立たないのが普段の生活。出来るだけ隔離しないような対策をとっていた、スウェーデンでは、当初は優等生的扱いだったけれど、死亡者数が多くここに来て批判も。ある意味、体力の無い高齢者を犠牲にして、経済や通常の生活を優先しているとも言えるけれど、これは日本で採用するには厳しいでしょう。所謂「日本方式」の対応が実績を上げているなら、その第二波対策として「次の日本方式」をどうするのか、また大きな課題が出てきそうですね。韓国や中国を良くも悪くもお手本にして、日本方式の構築を考えないと。

0 件のコメント:

コメントを投稿