2020年5月27日

英語版が変な毎日新聞

毎日新聞が報じた、埼玉県深谷市の市立中学校で配布されたという「アベノマスク」の記載があるプリントの記事。早速一部野党議員が「これ幸い」と噛みついているけれど、この報道には疑問点が幾つか。

まず、このプリントが配布されたのは、深谷市の市立中学校の3年生の話なのに、恰も全国の中学校に押しつけがあったような印象の記事にしていること。その理由としては、最初に国会議員が追及したと、まるで全国的に話のようなことを書いて、その後で深谷市教育委員会とか地域の話に戻している書き方が嫌らしい。本当なら、深谷市でこう言う事があり、確認したところ表現の問題であったと回答があった。しかし国会では、義務づけでは無いかと批判した、みたいな。さらに、この記事が問題のように書いているけれど、少なくとも記事を読む限りでは保護者の女性がtwitterに投稿した記事で、その保護者が疑問に思うのなら、学校に確認すれば良いだけの話し。それを、全国紙が全国版の記事にする意味がどれだけあるのか。その問題提起よりも、騒ぎにしたいという意図を感じるのは私の心が曇っているため? (笑)

こちらの方の記事によれば、全体を見れば「個別指導」の対象は、課題や健康確認カードが主体で、今回のプリント以前のプリントにも「アベノマスク」の記述はあるし、その時には別に個別指導の対象には入っていない。色々理由はあるんだろうけど、個別指導に記載が無い5月22日はまだ緊急事態宣言が継続していた時期なので、そこまで強調していなくても全員がマスクをしていたのだろうけれど、問題の5月27日の時点では自粛も解除となり気の緩みを警戒して確認対象にしたのかもしれない。勿論、正式な名称では無いどちらかと言えば安倍内閣を揶揄する意図で使われている「アベノマスク」という言葉を使用してプリントを作成した教育委員会の問題なわけで、本来なら「深谷市教育委員会は内閣に忖度したのか」という批判は有りかもしれないけれど、「内閣が義務化したのか」と矛先を一気にそっちに振るのは考えられない。

ところで、毎日新聞のサイトでは、多くの記事が「有料記事」化されていて、それはそれで企業として収益性を上げるのは良いのだけれど、一般的により重要な内容を含むと思われる記事が有料なのに対して、この深谷市のプリントの記事は「無料で全文公開」されている。さらにご丁寧にも、記事の先頭には、英語記事へのリンクも設定されていて、同様の内容の英文記事も無料で全文公開されている。しかも、今朝の時点で英文が併設されている記事は、このプリントの記事しか見当たらない。しかも、毎日新聞の英語版では、この記事がトップに掲載されている。さらに英語版記事からは、関連記事として三つの「アベノマスク」関連記事がリンクされているんだけれど、何故? 勿論、日本の事情に疎いであろう海外の読者に背景説明と化する意図はあるんだろうけど、三つのうちの二つは日本語記事と同じもので、そのまま翻訳しただけでは不十分だと感じるし、どう言う意図で英語版記事を作成しているのか理解出来ない。本来なら、記事の最後にでも用語説明とか背景説明を英語で追記しておくのが正しいやり方なのでは。まぁ、「それが毎日新聞だから」と言ってしまえばそれまでなんだろうけど、ちょっと恣意的だよなぁ。

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