まだまだ「新型コロナウイルス後の世界・社会」の話をするのは早いかもしれないけれど、少なくとも新型コロナウイルス収束後も、リモートワークというビジネススタイルが大きな流れになる事は間違い無いと思います。今朝見ていた朝のニュースでも、リモートワークを取り入れてオフィスが殆ど不要になったけれど、直ぐに契約解除は出来ないので、空いているスペースをレンタルオフィスとして貸しだして賃料の半分くらいを捻出しているという話をしていたけれど、そう言う傾向はどんどん進んでいくと思う。
実際自分の会社も、収束後もオフィスワーク3割削減を言われているけれど、それはそれでなかなか大変。どうしても物理的に必要なものはあるし、さらにはセキュリティ等の関係で自宅に持ち帰ることが出来ないものも多いし。同じような状況にあるのが、学校関係じゃ無いだろうか。卒業式、終業式の頃から在宅となり、入学式、始業式は勿論、新学期の授業もずっと在宅でという生徒や学生も多いと思う。流石に、小学生から中学生くらいまでは、有る程度集合しての教育とか団体行動という物が必要だと思うけれど、例えば大学生くらいになればちょっと考え方を変えて、ビジネスのリモートワークの方式を取り入れた新しい教育スキームを考えて取り入れることも必要になってくるんじゃ無いだろうか。結果、キャンパスを最適化して経営コストを下げたりとか、受講の融通性や自由度を高めることで、学習意欲を向上させたり、履修率アップとかに繋げることが可能になるかもしれない。
仕事にも絡んで一つ考えているのは、拠点のオフィスは縮小削減するとしても、サテライトオフィスみたいなものは逆に地域や地方に増やしてくれないだろうか。そう言う場所も、別に専用で無くても良いから、可能ならシェアオフィス、シェアサテライトみたいな感じの休養設備でも良いし。例えば仕事で必要な機材とかを自宅に持ち込んでしまうと、置き場所に保存場所にとスペースの確保が対戦。さらには、電源の確保やネットワークの確保と、実際の生活にも影響が生まれてしまう場合も。特に仕事で使う機会の場合は、精密なものや大きなもの重い物、さらには100vではなく、240vとかのハイボル使用とか、一般家庭に持ち込むには無理があるものも多いわけで、そう言うものはサテライトオフィスに集約して共有するなり専有して利用したいもの。さらに言えば、所謂「サテライトオフィス」みたいな設備を準備しなくても、例えばカラオケ店の個室を、時間単位でオフィス仕様に変更して貸し出したりとか、ファミレスの個室も同じように利用出来るようにしても良い。多分、その場所に高速ネットワークと電源があれば、後は部屋として密閉(施錠)出来ればオフィスとして殆どの場合に利用可能だと思う。
そうなると、今のオフィスビルはどんどん衰退していくのかとなるけれど、そこはそこで色々や利用はあると思います。一つは、総務部門とか荷物などの受け入れとか、登録した企業には利用していないときにも代理で機能するとか、月極だけで無く、週極、日極でのスペース変更とかも可能にするとか。また、セキュリティが必要なものに関しては、使用していない期間も専用の場所に保存してくれるとか、いろいろ付加価値を考えればやりようはいろいろありそう。さらには、優先順位を高くするクラス制とか導入しても良いだろうし。企業側としては、今の固定費を半減は無理としても、3割、4割削減できるなら、それは大きいでしょうし。例えばビルの1Fに宅配会社の配送所を誘致して、2F以上にはEC関係とか発送作業が必要な企業向けレンタルオフィスを入れるとか、アイデアは色々生まれるんじゃ無いだろうか。宅配会社側にしても、トラックを止める場所も無い時代、拠点が利用出来たらそれはそれでメリットになるだろうし。そう言うビルは、人客用のエレベーターでなく、貨物用エレベーターを増やしておくとしか。いずれにしても、コロナ後の社会やビジネスは、「固定しない」事とか、「リモート前提」のスキームが主流になることだけは間違いないでしょうね。
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