2020年5月30日
ブルーインパルス
昨日のお昼に開催された、ブルーインパルスによる医療従事者の皆さんへ敬意と感謝を表す展示飛行。肝心の空自のYouTube Channelは残念でしたが、FNNとTBSのサイトは結構綺麗に映っていて、そっちを並べてずっと見ていました(笑)。
TLを見ている限りでは、多くは好意的な反応なんだけれど、中には「税金の無駄遣い」とか「医療関係者はそんなものを喜ばない」みたいな否定的な反応も。勿論、感想は個人個人色々あって良いと思うけれど、結局はブルーインパルスの役割というのは「感謝している」という事の見える化なんですよね。大阪府では、感染状況を太陽の塔などをライトアップして知らせているけれど、あれと同じ。太陽の塔がある万博記念講演の回りは、本当に何も無い場所で、実際にあの様子を肉眼で見ることが出来る人はごく少数。でも、テレビなどで取り上げてくれるから、誰でも一目瞭然で状況把握が出来る。同じように、ブルーインパルスが展示飛行をして、その事が広く拡散することで、今も最前線で頑張っている医療関係者に対しての意識を多くの人が自覚共有するわけで、それが一番の目的。
現実的な事を言えば、医療関係者も少しでも休みの時間が取れたら嬉しいだろうし、金銭的なサポートだって嬉しいだろうし、それよりも心ない誹謗中傷を何とかして欲しいと思っている医療関係者も多いでしょう。あるいは、病院経営している人にとっては、新型コロナウイルスも恐いけれど、それによって診察外来が減ってしまい、経営的に問題が生まれている病院も有るかもしれない。そう言う色々なことを多くの人に思い出して貰う切っ掛けにするのが、この展示飛行の意味じゃ無いかと。また「良かった」と言うのは語弊が有るかもしれないけれど、本来なら羽田空港のアプローチとも被っていたかもしれないけれど、今は殆ど飛行機が飛んでいない状態だから、気兼ねなく東京上空をフライト出来ましたね。予め飛ぶルートは知っていたけれど、二周するとは知らなかったので「え、もう一度?」とビックリしてちょっと得した気分でした。
私が子供の頃は、このブルーインパルスは浜松基地所属で、基地祭の時とか展示飛行する様子を何度も見ていたし、その前には練習飛行もよく見ていたけれど、墜落事故があったりして一時中止となり、結局今の松島基地に移動してしまった。でも、やはり自分と同世代から上の世代は、「ブルーインパルス=浜松基地所属」(当時は「浜松北基地」所属だったかなぁ。滑走路を挟んで、北基地、南基地、二箇所あったんですよね、当時は)という意識が強いんじゃ無いだろうか。そう言う意味でも、ちょっと感動的なフライトでしたね。来年のオリンピックの時にも、今回以上の展示飛行を見てみたいですよねぇ。
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