2020年5月16日

レナウンローバーズ

アパレルメーカーのレナウンが、民事再生法手続きを開始したというニュース。レナウンと言えば、アパレルブランドの「ダーバン」とか、「アクアスキュータム」とかのブランドが思い浮かぶけれど、中国の企業に買収されて、今回はその親会社との売上げ回収トラブルなども破綻の理由らしいけれど、自分の世代などは憧れていた企業の一つだから、驚きも大きい。

もう一つ「レナウン」と言えば、フットボールの強豪チーム「レナウンローバーズ」の所有企業であったことは、フットボール好きでももう記憶が薄れていることだろうか。社会人優勝は勿論、ライスボウルでも優勝経験のあるチーム。QBの松岡秀樹選手と言えば、一時代フットボールの代名詞的存在でした。2003年に突然解散して、その年のリーグ戦には出場せずに消滅してしまいビックリ。うちのチームは、その前年にXリーグに昇格したのだけれど、結局対戦経験は無いままでしたねえ。レナウンのライバルチームとして、同時存在していたのが「オンワードオークス」。企業チームが多かった時代の「同業者対決」の一つとして、また実力有るチーム同士の対戦として、結構人気がありましたよねぇ。アパレルメーカーだから、観客も派手だったし。そのオンワードも、すかいらーくと合併し、オンワードスカイラークスから、すかいらーくが離れてオークスになり、最後はレナウン同様突然のチーム解散でしたからね。そこから今のノジマ相模原ライズに再生してくるんだけれど、どのチームもこうしてみると多難な歴史を持っているなぁ。

そのレナウンが練習拠点として使用して居たグランドを、今のオービックシーガルズが買い取ったのかな。隣にレナウンの大きな物流倉庫がある広いグランドで、確か一度合同練習で行った事があります。入口近くに小洒落たクラブハウスがあって「流石、お金があるチームは違うなぁ」と感心した記憶が(笑)。当時は、雑草交じりの芝生みたいな物が生えている程度の土のグランドでしたが、オービックが使用し始めてから、一度総天然芝グランドにした後、2年位して今の人工芝グランドに改修して使っているはず。だから、個人的にはあのグランドは今でも「レナウンのグランド」というイメージが強いですねえ。

フットボールに限らず、社会人チームや企業チームの統廃合は今に始まったことでは無く、最近では最初から将来を見越してカクラブチームとして活動するのが殆ど。色々な理由からそう言うチームやその他色々な物を手放して、何とか本業を回復しようと努力する企業も多いけれど、今回の様になかなか上手くいかない企業が多いのも事実。実際プロ野球球団の親会社なんか見てみると、自分の子供の頃とは半分近くのチームが変わっているし。レナウンにも、是非再生して復活して欲しいけれど、色々な意味で多難な時代であることは確かですね。

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