2020年4月5日

更なるリモート化

社会的に在宅勤務、リモートワークが叫ばれて、諸般の事情より以前よりは広く普及し始めているけれど、どうしても「在宅」では出来ない仕事も。自分の仕事は、基本PM(Project Management)とSoftware開発の一部なので、かなりの部分は在宅でも賄えるけれど、多分全体の20~30%位は実際にオフィスに行って開発環境を使わないと出来ないもの。開発環境と、開発対象のシステム(パソコン等)を実際に操作したり、色々テスト機器に接続したりというのが発生する作業ですが、それはそれこそロボットでも導入して自分の代わりに操作して貰わないと実現は無理。

ただ、昨今の感染拡大を鑑みて、まだ何か在宅化出来ないか上の方から振ってきて、色々考えなきゃいけない状態に。一番の問題は、諸般の事情から一般回線からは完全に隔離されて独立している開発環境ネットワーク。ここに、必要なサーバー類やライブラリーなどが接続されていて、だから会社へ出ないと利用出来ないのですが。ここに開発対象システムを接続して、まぁ色々な作業を行うわけです。じゃぁ、それに対して何か出来るか米国のカウンターパートにも聞いてみたんですが、彼らはどうもその「開発システム」をvPro機を使用して、vProのリモートアクセス機能を利用して、その開発システムへリモートアクセスをして、外部から操作しているらしい。

"Intel AMT (Active Management Technology)"と呼ばれる機能は、一昔前だとサーバーのリモートアクセスにも使われていた物の派生技術だと思うんですが、対象システムの電源ON/OFFも含めて、リモートで操作可能。ただ、例えば我々が使用する開発システムはnon-vProの物もあるので、その場合はvProで代用できれば良いけれど、色々ハードに依存する場合も有るので、その当たりはどうも難しそう。また、Publicからは隔離されているけれど、そのままでは幾らIntel AMTでも利用出来ないから、その閉鎖ネットワークと、何か別のアクセス可能なネットワーク(今回の場合は、VPN経由でアクセスできる社内ネットワーク)のブリッジを作らないと行けない。実際に、USのチームは以前から利用しているので、日本でも可能なんだけれど、どうも費用対効果は余り良く無さそうな気がする。

実は、昔自宅のデスクトップ機にリモートデスクトップを入れて、かつ契約しているISPがDynamic DNSをサービスしていたので、外部から自宅のデスクトップにアクセスする事はやっていましたが、その当時は先ずはパフォーマンス不足(特にネットワーク)がネックで、またわざわざリモートデスクトップでアクセスする必要性が余り無い事も有り、「実験」レベルで終了。それを今回またやらなきゃいけないのは、IT関係、コンピューター関係は、一定周期で過去の技術が輪廻しているというのが持論だけれど、それが裏付けられたと言っても良いかも(笑)。しかし、通勤自粛で会社に行けないのに、その会社に開発環境を構築せよというのは矛盾していないか?!

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