新型コロナウイルスの情報に関しては、東洋経済のサイトがわかりやすいので毎日確認していますが、今朝の時点で感染者数と患者数のグラフを見ても、減少傾向にあることは明らか。感染者数のグラフで、最近追加された「移動平均線(前後を含めた一週間分の平均)」のピークの時期を見てみると、4月15日頃になるんですが、この二週間前が4月1日、そのまた10日前が3月の三連休(20日~22日)。空くまで個人的な推測だけれど、3月の15日位に小さなピークがあって、そこから3月の三連休に掛けて緩やかに減少しているのが、その連休明け位から再び増加傾向に戻るのは、やはり3月の中旬くらいまでは、全国の新規感染者数が数十人程度だったから、その油断があったんでしょうね。
また、4月15日位からの減少傾向は、三連休の自粛要請が余り浸透せず、三連休明けから新規感染者数の増加傾向が始まり危機感が高まって、3月終わりとか4月初旬に盛んに外出自粛をアナウンスした効果と言っても良いのでは。また、一日当たりの新規感染者数で見てみると、4月以降小刻みにピークとボトムが繰り返されるパターンが分かります。そこで、最大のピークが4月12日(714名)、次のピークが4月18日(627名)、さらにその次が4月24日(468名)と6日間隔なんですよね。ボトムは、4月14日(386名)、4月21日(366名)、4月27日(201人)となっていて、ピークでもボトムでも減少傾向が出ているのは良い傾向。さらに言えば、4月初めからは、ピークとピークの間ボトムが生まれて、ボトムから再び増加する傾向が見られますが、前回のピークである4月24日から昨日までずっと減少傾向が続いている。今日28日の結果でさらに減少が確認出来、その後G.W.中の自粛が継続出来れば、来週中には全国の新規感染者数を二桁の、それも少ない方に収束されるかもしれず、そうすると緊急事態宣言の解除や、外出自粛要請の緩和も期待出来そう。
大切なのは、そう言う明るい将来が見えると直ぐに油断してこれまでの努力を無駄にしてしまうこと。それさえ無ければ、このまま収束させることは大いに可能なわけで、それを是非成功させたいですよね。経済的には厳しい状況が続きますが、もう一寸の辛抱でまた再開できる目処が見えてきたのだから、このチャンス、このモメンタムを掴まない手は無い。ただ、そこで焦ってプレーをミスすると、折角のモメンタムを掴み損ねて試合に負けてしまうのと同じように、今はこれまで以上に慎重に対応することが重要。メディア等で、毎日新型コロナウイルスの情報を配信するのは良いけれど、新しい薬とか海外の状況よりも、こう言う「地道な努力」みたいな目立たないけれど重要な事をもっと周知させるべきですよね。
3月の三連休前後に楽観視して、追記を許して感染拡大の切っ掛けにしてしまったのも、日本人らしいと思うし、その影響を実感し始めた4月初めくらいからは、強制力が無い「お願い」の外出自粛を受け入れて、多くの人が協力する「だけ」で、他国のロックダウン以上の効果を上げているのも日本人らしい気がします。別に「だから日本人は凄い」とか「日本人は素晴らしい」と自画自賛するつもりは無いけれど、日本人が日本人らしいやり方でどこよりも効果的に勝つ被害を最少化して難局を乗り切ったとしたら、それは日本の小さくとも大きな誇りになる事は確かだと思う。
0 件のコメント:
コメントを投稿