2020年4月12日

インフルエンザ収束?

新型コロナウイルスの情報が毎日溢れている今シーズンですが、もう一つ冬に流行する「インフルエンザ」に関しては、ここ数年の大流行期のピークも無く、ほぼ収束したと思われるという東京都感染症情報センターの情報

私も、会社の安全衛生委員をやっているので、毎月の定例ミーティングの時に神奈川県の同様のグラフを見ているんですが、昨年末の立ち上がりはちょっと嫌な予感を感じさせる大きさだったのが、年が明けてから急に失速していて、2月の時には産業医の先生も「不思議」と言っていたくらい。これが、新型コロナウイルス対策が、インフルエンザにも功を奏しているのか、あるいはウイルス同士で何か潰し合いみたいなものが発生しているのか、原因は不明なんですが、少なくともインフルエンザに関しては、今年は圧倒的に少なくて、それによって多分死亡者数も激減しているはず。

まだまだ予断を許さない新型コロナウイルスですが、日本の対策は何故か批判を浴びる物の、死亡者数や重篤視野数では圧倒的に少なくて、そう言う意味では「押さえ込んでいる」というよりは「うまく新型コロナウイルスと付き合っている」と異様な感じを、個人的に感じています。ここの所、東京都では180名とか190名とか、毎日多くの感染者数が発表されているけれど、これが、昨日は180名、今日は250名、明日は400名とか、倍増しているなら危機ですけど、多い人数ではあるけれどほぼ定常状態みたいな印象も受けるんですよね。昨日、今日は週末なので数字が低めに出ている可能性はあるんですが、これで来週以降200前後くらいでステイしていけば、そこから減少していくことも期待出来るんじゃ無いだろうか。

日本は検査数が少ないから、感染者数も少ないと言うけれど、日本の場合は疑いのある人を検査しているわけだから、ランダムに検査する場合よりも値は高く出ているはず。だから、今の検査数での患者数や重篤者の割合は、かりに希望者をどんどん検査したら、多分もっと少ない比率になるんじゃないだろうか。ただし、その場合は、検査数に応じて軽傷者も含めて見つかるだろうから、収容施設が準備出来ないと駄目。と言うか、其れ以前にそれだけの数の検査処理が出来る体制があるのかという問題も有るわけだし。いずれにしても、最近の報道では医療機関の疲弊具合が幾つも報道されるようになってきていて、これは黄色信号というよりも赤の点滅くらいに考えないといけない問題では。だから、軽傷者はどんどん病院から、経過観察用のホテルや入院施設に移動して、一時的でも医療機関のベッドを本当に治療が必要な人だけに集約して、その間に交替で医療関係者は休息を取るべきだと思う。東洋経済のサイトに、日々の情報が見やすく掲載されているんですが、今の所重傷者数は120名前後。極端な話、この120名はそのまま病院に残すけれど、それ以外の人は一度外の施設に移して、経過観察するくらいのことが必要じゃないかと。

新型コロナウイルス以外の病気もいろいろあるわけだし、色々な理由から重篤な人も沢山いるわけで、たまたま今年はその中の一つインフルエンザが無い分、その余力を振り分けられるメリットが生まれたとも言える。それを最大限に活用するためにも、大胆な対策を今やる必要が有るんじゃ無いかと思いますね。

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