2020年4月21日

デマが生まれる瞬間

何というか、微妙な体験をしたので、備忘録として。数日前、夕食を食べていたときに、母親が唐突に「〇〇(隣町、仮にX町)に高校自体の知り合いがいるか」と聞いてきました。何じゃそりゃと理由を聞くと、自宅近くの懇意にしている人(仮にAさん)が、どうもX町に私を知っている人(同級生?)がいて、何か私がコロナウイルスに感染していると聞いたが大丈夫か、みたいな話を聞かれた、と。そのAさんは、お互いに畑の作物をやり取りしたり、留守番を頼んだりするくらい親しく互いによく知っている間柄なので、別に私がそんな状態で無いことはよく知っているんですが、どうもどこからか聞いてきた・聞かれたらしい。

高校時代の同級生とかで、その隣町出身の人間も何人かいると思うけれど、もう長いこと行き来も無いし最近特に連絡を取った、連絡してきたという事も無い。全く心当たりは無いし、大体本人が知らないのになんで隣人のところにそんな連絡というか問合せというか噂話が行くのか不明。で、数日後の昨日、突然母親が「分かった」というので何の話だと思ったら、そのX町からの噂話の件。母親曰く、「△△(私の叔母)が、確かX町に親しい人がいたから、そこから話が伝わったんじゃ無いか」とか言い出してをぃをぃと... その叔母は、少し前にちょっと病気を患い、治療をして何とか元気になったんですが、最近母親が何度か電話しても出無いという事で、少し心配していた相手。で、その叔母の様子が隣町の知り合いに伝わり、それが懇意にしているお隣さんに伝わったという推理を披露してくれます。

私的には、全く支離滅裂な説明な訳で、大体そのお隣さんから聞いたという話の内容も、母親が言っている内容なのかも真偽不明状態。まぁ、私も地元で全く人付き合いが無いわけでは無いし、もしかしたら地元で飲んでいる時に、たまたま近くに座った人が、何かの切っ掛けで「もしかしたら」とお隣さんの知り合いだったりしたかもしれないけれど、いずれにしても「探しているから連絡して欲しい」とか言うならまだしも、単なる噂話をされても困ります。で、もっと困るのが、そんな根拠不明出所も不確かな話を、真面目に受け取って、そこからさらに話を膨らませていく人達(含む、うちの母親)。その時に「あぁ、こうやってデマって生まれて広がっていくのね」と再認識した次第です。

この一連の話の中で、本当に事実と確認出来るのは、1) Aさんが家の母親に問合せをしたこと(内容は真偽不明)、2) 家の叔母がX町に知り合いがいる、の2点だけ。「AさんがX町の人から私のことを聞かれた」事も事実かもしれないけれど、確認出来ないから確定は出来ない。言ってみれば、たった2つ(というか、2.5件?)の事から、個々から想像や思いつきで話が膨らむわけで、世の中に誤解とか思い込みがなくならないのは事実だなぁと実感。そこに、今ではSNSがあるから、一気に不確定情報は増えるし、拡散速度は速まるし。実際、新型コロナウイルス関連の情報とか報道を見ていると、どう見聞きしたって「それ、本当?」と疑問を感じる話の方が圧倒的に多い。SNSやメディア等の情報システムが発達しているから、正しい情報にもアクセス出来るけれど、圧倒的に拡散する度合いは負の情報の方が大きいわけで、多分昔も今も同じなんだろうな。「情報リテラシー」の話ではあるけれど、人間がいる限り無くならないでしょうね。それこそ、スタートレックのデータ少佐とかスポックみたいな存在が情報伝搬経路の途中にいて、その情報をフィルタリングしない限りは。入ってくる情報を聞くのは自由だけれど、話(発信する)時には、よほど慎重に責任を持って行わないといけないことを身をもって体験しました。

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