2020年4月11日

集約

減便に運休、さらに利用者も減っている状態で、航空会社も空港施設を集約して、コストを下げる努力をしてなんとか生き残りをかけている感じ。ANAが、ラウンジをSuite Loungeに集約するという記事。多分、場所的にはSuite Loungeを使うんだろうけど、中でのサービスは新型コロナウイルス対応も兼ねて、通常よりも限定して提供されるんでしょうね。まぁ、それはこういう状況では仕方ないけれど。

また、航空会社だけで無く、成田空港ではB滑走路を当面封鎖するという記事も。昔のように、A滑走路一つだけでも離発着が賄える位迄、利用する飛行機が減っているからでしょうけど、それはそれで寂しい。本来なら、夏ダイヤから羽田へ移管される路線もあるけれど、新規の路線や増便の予定も有ったわけで、それが丸々なくなってさらに残留する路線まで減ってきているわけですからね。羽田空港は、まだ国内線がそこそこ残っているから滑走路閉鎖と言う事は無いんでしょうけど、それでもさらに減便となると分からないかも。

主要空港ですらこういう状況ですから、地方空港なんてどうなんだろうか。例えば、ほぼ空路しか無い沖縄とか、首都圏から遠い福岡、札幌の様な場所は、流石にゼロにはならないだろうから、それなりにフライトも残っているんでしょうけど、例えば静岡空港なんかは、確か今は国際線はゼロになっているし、国内線もFDAが仮に停止したら、残るANAだって分からないし。一方で、感染を警戒して首都圏から地方への流入を警戒して、沖縄とか札幌とか、フライト自体の自粛を言い出していたりしますから、もしかしたら国内の幹線路線や準幹線路線でも、運航停止何て言うことが今後の状況次第でもあり得ますよね。

現在は二週間前の状態が反映されている訳ですが、先週くらいからの自粛ムードが表に表れるのは、早くても再来週になってから。それまでに、効果が有意に現れて、それが今の5月6日までの非常事態宣言の期間の間に継続して減衰していけば、早ければ5月中旬くらいには運休が解けたり、減便が回復したり期待出来るんですが。唯一の期待は、確かに日に日に陽性症状の人は増えているものの、増加率はこれまでの増加率とそんなに変わらず、そう言う意味では「爆発的に拡大している」状態では無い。この状態がもう少し続くかもしれないけれど、有るところから感染拡大が飽和(=集団免疫獲得)して、徐々に減衰する様子が見られることを祈るだけですね。治療薬が今の所無い以上、集団免疫を獲得しておくのは、次の流行に対しての準備にもなるわけですから。そう言う意味では、諸外国のように爆発的に流行するのは拙いけれど、何とかコントロールできる範囲で、徐々に感染拡大して行くのは、今は大変かもしれないけれど、今年後半あるいは来年の次の流行期に対しては有効なのかも。そう言う意味でも、今は正しく恐れて、出来る対策を忘れずに継続していくことが一番の特効薬なんでしょうね。

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