2020年4月2日

トレーサビリティ

中国や韓国の社会システムが良いとは思わないものの、今回の様な大規模感染のような状態で、誰が何時何処で誰と接触した、と言うような情報収集を考えると、マイナンバーに代表されるような「国民層番号制」と、監視カメラや追跡履歴を活用した「行動監視」のシステムというようなものの必要性を感じます。ただ、それを裏返せば、個人のプライバシーの侵害にも繋がるし、自由の制限にも発展する可能性もある。それだけでは無いけれど、そういう部分の影響も大きいので、日本では中々そういう方向へ進むことは無い状態。

あくまで理想論ではあるけれど、そう言うシステムが実現されていても、通常は機能が「無効化」されていて、例えば総理が非常事態宣言とか、危険状態というような、どうしてもシステムの活用が必要と判断されたら、「有効化」出来るような仕組みがあれば良いのですが。また、最近では接触経路が不明な感染事例が加速度的に増えているけれど、個人的に思うのは、

  1. 感染者が、例えば電車のつり革、ドアノブ、テーブル等に触れて、底に新型コロナウイルスが付着する
  2. 新型コロナウイルスが、まだ活性化した状態の時に、そういう部分に別の人が触れて、感染が伝搬する
  3. そう言う状態が異なる場所でさらに伝搬する
  4. その中で無意識に感染した人が、例えば目を擦るとかして陽性となる状況を作ってしまう
というような流れが発生しているんじゃ無いだろうか。最近では、店舗などではアルコール消毒など実施している店舗や施設も多いのでしょうけど、100%大丈夫というわけでも無いだろうし。空気感染は無いけれど、飛沫感染の可能性はあるわけで、やはり外に出た後は手洗いとかうがいとか、そう言うことを習慣づけることが重要じゃ無いだろうか。

一昔前だと、例えば自宅に監視カメラを付ける場合でも、近所からプライバシー云々というクレームが出てきたりしたけれど、社会情勢の変化に伴い、監視カメラにより事件が解決出来たり、ある意味犯罪の未然防止力になったりすることで、昔のような抵抗は直ぐに消えたような気がします。ただ、個人の行動だけで無く、例えば金銭情報や病歴など、かなり深い部分のプライバシーまで記録されて、場合によっては明らかになってしまう、マイナンバーみたいな機能に対してのアレルギーは、直ぐには無くならない気がするなぁ。個人的には、そう言う機能を使うことで、万一の場合に安全が確保されるとか、例えば購入行動や支払時にマイナンバーを日も付けることで、源泉釣趣みたいな感じで税金対応までしてくれるなら、個人的には喜んで受け入れるけれど。利便性とリスクというのは、ある意味表裏一体の関係ですが、今回の騒動が一段落したら、もう少し真剣にそう言う社会システムに関しての議論をする必要があるんじゃ無いだろうか。社会が変われば生活も変わるし、生活が変われば優先順位も変わるのが当たり前だと思う。

0 件のコメント:

コメントを投稿