2020年4月13日

悪意ある見出し

TLで物議を醸していた、ニッカンスポーツの、星野源氏と安倍総理のコラボ映像。この件を報じる記事の見出しが非常に違和感。『安倍総理が"コラボ"の星野源反応「連絡確認ない」』と書かれていて、これは本来なら星野氏側に使用許諾とか著作権確認とかの連絡をするべきなのに、それをせずに(暗に意図的に?)使用した、とミスリードさせるようなタイトル。実際に記事本文を読んでみると、
「ひとつだけ。安倍晋三さんが上げられた“うちで踊ろう”の動画ですが、これまで様々な動画をアップして下さっている沢山の皆さんと同じ様に、僕自身にも所属事務所にも事前連絡や確認は、事後も含めて一切ありません」
と書いていて、つまり元々の星野氏の映像を使って啓蒙活動用に広めてくれるなら問題ないという意味なんだろうけど、この部分も実際にどう言うニュアンスで言っているか記事からだけでは分からないけれど、何となく記事としては違法では無いことを暗に違法性を仄めかしたい見たいな印象を受けるのは、私の心が曇っているせい(笑)。

元々この映像は、星野氏が自由に使ってくださいとポストしたものな訳で、既に色々な有名人がコラボ映像を投稿しているもの。彼らには、ニッカンスポーツは確認を取ったんだろうか。まぁ、ニッカンスポーツだからなぁ... で、朝日新聞はさらに詳しく伝えて、さらにさらに蓮舫氏のコメントとか新型コロナウイルスの感染者数まで記載しているけれど、何か否定材料を増やして印象をネガティブな方向へねじ曲げている印象。そんなことやっている暇があるなら、朝日新聞は系列のテレビ朝日の感染問題を詳細に報じたらどうだろうか。数日前から症状が出ていたアナウンサーを、なんでずっと使い続けていたのか。また、放送するときにはアナウンサー同士距離を取っていただろうけど、打合せとか移動時とか、当然スタッフとも密接に近い関係になるだろうから、その放送作成チームだけでなく、放送局内部の感染だって疑われる。まぁ、先日の朝日新聞の別の記事では、出勤自粛要請後の品川駅の写真を、どうも左右を切り詰めて「混雑している風」に掲載して非難を受けたけれど、昔の珊瑚落書き事件いらいの体質は何度も先祖返りしているんじゃないか。

一方で、安倍総理側も少しでも"Stay Home"の意識を啓蒙したいのだろうけど、何をやっても非難はくるだろうし、それは有る程度織り込み済みなんだろうけど、それでも余計なハレーションは少ない方が良いわけで、そう言う意味ではもう少し映像に関しては注意した方が良いというか、こういう時だからこそより無難に、より一般的な絵面にした方が良かったと思うけれど、多分そうしたらそうしたで「そんな生活じゃ無いはず」「無理に一般人ぶるな」という反応が来ることに100カノッサ。映像の最後の方では、テーブルに座ってリモコン操作している映像があるけれど、ソファーじゃ無くてあの場所で本を読んだり、コーヒー(紅茶?)飲んだりしていれば、少しはマイナスイメージは払拭できたかな。まぁ、それでも映像を上げた時点で、何らかの非難は来ることは確か。それを分かった上で、それでも拡散力影響力のある星野源氏の映像を使って、少しでも啓蒙したいというのであれば、その覚悟は評価されるべきだと思うけれど。

立憲民主党の蓮舫副代表は「リモートワークとか予習している様子を」とか言っているけれど、休日に仕事をしろというのは強要。それじゃぁ自分達はそうしているのだろうか。勿論、医療関係、流通関係、公共交通機関や社会インフラなど、休日返上で仕事をしている人も多いから、一人だけ休日が有って良いですねと言う僻みも分からないでも無いけれど、この映像一つで毎週休んでいるとは言えないし、何かあれば深夜だろうが休日だろうが、呼び出されて対応しなきゃいけない立場なのは確かだし。というか、野党とかも「これこそが正しい星野源映像の使い方」みたいな、カウンターコラボを出せば良いのに。「SNSとはこう使うものです(キリ!)」と出来れば、ここまで下がった特定野党の評価も、少しは変わると思うけれど、相も変わらぬ罵倒に非難中傷の書き込みばかりですしね。共産党の小池氏等は「犬がかわいそう」と一言書き込んだら、犬を枕にして寝ている共産党議員の写真をリプライされているし、まぁセンスの無さは自民党以下かもしれない。それを助長しているのは、メディアであることも確かなんだけれど。

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