2020年4月1日

ギガ不足

少し前に耳に入ってきた「ギガ不足」なる言葉。その言葉の正確性はちょっと忘れて、意味としては直感的でわかりやすい気がする。つまり、最近のリモートワークなどで、これまで使用して居なかったような目的のためのネットワーク利用が激増し、契約料以上のパケット消費が発生して、上限まで達してしまうこと。多くの契約では、上限に達すると、追加のパケットを購入するか、低速での利用にるんですが、どちらも仕事目的となるとちょっと辛い。

家は、浜松に戻ってきたときに光回線(1Gbps)を引いて利用しているので、自分の場合はそう言うことは発生しないのですが、元々在宅勤務前提で準備していれば別として、急にリモートワークと言われてしまうと、困ることも多いでしょうね。うちの会社の場合、情報系、デジタル系の製品を作っていて、そう言う方面に明るい人も多いし、なんと言っても「開発部門」だからそんなに抵抗ないけれど、派遣社員の人はちょっと困っているみたい。リモートワーク期間が何度か延長されているので、そういう人向けにはWi-Fiルーターとか、持ち帰っているオフィスマシンがノートブックなので、外付けモニターの貸し出しとか、色々会社として検討しているみたいですが、それってさらに伸びる事を想定している?

私が15年位前に在宅勤務を始めたとき、先ず最初に準備したのがこのネットワーク環境。当時住んでいたのは、一応長津田のマンションでしたが、ネットワークはダイヤルアップ(28.8Kbps位だったかなぁ)。仕事で使っていたPCMCIAの56Kbpsのモデルとかも使った記憶があります。で、当時は海外出張とかすると、そんな感じでホテルから仕事をしていたので、そんなに抵抗感は無かったんですが、流石に一日ずっと仕事するには厳しい。そこで、そのマンションに東急ケーブルテレビが引かれていたので、東急のケーブルモデルを契約して、常時高速接続を直ぐに利用開始しました。確か、20Mbps位だったかなぁ。それまでのダイヤルアップと比較して、まずは高速。そして常時接続出来るのが凄く魅力的でした。当時は、大きなファイルでも数十MB程度だったから、それで十分間に合ったけれど、こちらに戻ってからは、GB単位でのやり取りも普通だからとても持たない。光回線があって良かったと思ったものです。

在宅勤務だけで無く、最近の若い人はスマホが通信端末だから、大学の講義も折角オンライン化されても、それを履修すると直ぐに契約容量を超えてしまうらしい。それもちょっと盲点ですよね。最近のTV-CMでは5Gを盛んに宣伝しているけれど、仮にあれが普通使えるようになっても、契約データ量はどれだけにしないと間に合わないのだろうか。それこそ「無制限」という括りでも無いと、多分月刊何百GB単位の利用になるんじゃ無いだろうか。楽天の三木谷さんとか、Softbankの孫さんとか、PCR検査をとか言う前に、まずは自分達の回線を開放するとかした方が、よほど世間的には評価されるんじゃ無いかと小一時間(マテ)。今回の新型コロナウィルス感染で、医療体制とか、検疫体制とか、色々課題が出てきているけれど、隔離政策が発生した時のネットインフラの問題も重要ですよね。と言うか、東日本大震災の時などにも、そう言うことを経験していたはずで、その経験値がまだ上手くいかせていないという事なのかもしれない。家も、戻ってきて引いたNTT西日本の光回線を使い始めて10年以上経過しているから、一度見直しとメンテナンスをした方が良いかも。

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