2020年4月19日

4Kモニター

PCWatch、山田祥平氏のコラムから、4Kディスプレーに関して。私も昨年末に以前のモニターが故障してしまい、急遽年末に新しいモニターを購入したんですが、量販店の品揃えが少なくて28インチの4Kモニターという、かなり表示が細かなもので妥協しました。当然、年齢相応に目の方も衰えていて、そのままの設定では画面を舐めるように顔を近づけないと表示される文字すら分からない。

  1. まずは、Windowsのディスプレー設定で、表示を100%から125%にしてみました。かなり見やすくなったし、125%にしても以前使用していたモニター解像度(2560×1440)よりも高解像度なので表示領域は広いのですが、やはり何か勿体ない気が。
  2. 100%に戻すと、どうしても文字が小さくて見えないので、システムフォントのサイズを、デフォルトの9ポイントから11ポイントに変更。これ、約120%拡大になります。これで解像度は4Kのままでも、表示される文字が大きくなるので、結構使いやすくなりました。ただ、アプリによっては、システムフォントのデフォルトのままのものもあり、9ポイントのままで表示されるものがあって、これはもうどうしようも無い。
  3. 困るのは、利用量の多くを占めるブラウザーでの表示。それまでは、私は12ポイントにデフォルトを変更していましたが、ここも14ポイントと少し大きめにすることで、これまでのような感覚で表示されるようになりました。ただ、一部のサイトでは、フォントが大きくなった分はみ出してしまうところもありますが、これもそんなに多くないので無視すること。
細かなところでは、色々調整したい変更したい部分もありますが、取りあえずシステムフォントのサイズとブラウザーのフォントサイズを弄ることで、取りあえず28インチ4Kという狭い中に高密度の表示でも、何とか使うことが出来るようになりました。

以前は1600×1200のモニター二台を並べて使っていましたが、山田氏が書かれているように、これを一つに集約することは凄く大きい。幾らモニターの枠が細くなったとは言え、やはり真ん中に黒い筋が入ることは避けられないわけで、これが結構心理的に邪魔。さらに、この黒い枠を挟んで左右どちらかのモニターにウィンドーを表示させるので、結局は2台並べていても、主・従の役割が自然に出来てしまう。ちょっと勿体ない気がしていたところです。これを一つにすることで、画面上のどこにでもアプリのウィンドーを配置して、色々へ移行して参照できるのは凄く便利。以前だと、Chromeを二つ横並びにするのが精々でしたが、4Kモニターだと横に三つ、立てに二列と、6個のChromeを並べてもまだ余裕があります。Photoshopを利用する時も、以前は最大化して使用すると、他のアプリ参照が出来なくて不便を感じていましたが、4Kだと以前の最大化以上のサイズにPhotoshopのデスクトップを拡大しても、まだ十分な余白があります。

難点というか、限界というか、それだけ沢山のウィンドーやアプリを一度に表示出来ても、人間が参照できる範囲には限界があるということ。実際自分も、4K画面の家モニター中央付近にメインのアプリを表示して、その周りの表示エリアは其れ以前に開いたChromeとかアプリの画面が散らばっている状態。広い表示空間を有効に活用するのは、慣れないとなかなか大変という事を再認識しました。それでも、やはり一度大画面高解像度の世界に入ってしまうと、なかなか足抜け出来ない。4Kモニター購入以前から使用していたノートブックパソコンの画面が、相対的に凄く大きく感じるようになってしまい、何か間の抜けた表示に感じるようになってしまったんですよね。複数のデバイスを併用するときに、DPIの値を揃えないと使いづらい(見づらい)というのは、以前からの経験則で知っていましたが、なかなか丁度良く合わせる事が難しい。解像度が増える分、画面サイズは大きくしないといけないわけで、そうなると、小型のノートブックパソコンとの乖離がますます進むという、ちょっとしたジレンマを感じるようになります。このあたりは、新しい時代のデバイスに対しての「慣れ」というか、新しい「スキル」なのかもしれない。

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