小池都知事が、感染爆発に備えて首都圏への移動自粛を要請したこの週末。とは言っても、月曜日~木曜日は「在宅勤務」の私は、何故か金曜日は出社して横浜のオフィスに向かうという矛盾。しかも、翌日土曜日には沖縄へのAMC Diamondのフライトも(笑)。何か矛盾しているけれど、「移動自粛」というのは一番極端な例で、とにかく感染を受けるような、「密閉、密集、密接」の「3密」を回避することが重要で、外に出るな、買い物に出るな、仕事に出るな、という意味では無い。勿論、外に出て電車などで「密接」する可能性はあるけれど、それは車両移動をするなり考えれば対策は可能。オフィスでの仕事にしても、うちの会社などは館内換気を強めているらしいし、それこそ全ての入口にアルコール洗浄のボトルが置かれているし、人が出てこないから会議室なども空いているので、そう言う場所を利用したりと、各自工夫はしている。結局は、一つ一つ具体的に指示することは大事なんだけれど、それをやり始めると、どんどん事例が増えてしまい逆に分かりづらくなってしまう。だから、「外出自粛」というような、一般化した言葉で要請するしか無いんですよね。本来なら、そう言う汎用的な部分を、かみ砕いて伝えるのがメディアの役割だと思うのだけれど、相も変わらずメディアは煽るだけ、関係無い話を蒸し返すだけで役に立たない。結局、SNSだけが頼りなんだけれど、そのSNSは玉石混交なので、情報リテラシー、ネットワークリテラシーが乏しい人は容易に左右されてしまうし。
閑話休題。今週もいつものように新幹線通勤で横浜のオフィスへ出社。浜松駅は勿論、新幹線車内も、ここ最近では珍しく無く、20~30%位の乗車率で、さらにエアコンの吹き出し口から空気が出てくる音も、心なしかいつもより大きく聞こえて、もしかしたら車内換気を強めているのかもしれない。新横浜駅から在来線へ乗り継ぐと、こちらは混雑しているものの、密接するのを嫌がってか、結構座席に空席が目立ちます。その分、立っている人が多いので、人が多いように感じるけれど、乗車率で言えば100%を切っているかもしれない。ただ、新幹線のように基本座って移動出来る環境と異なり、在来線の場合は立ってつり革やバーを掴んで移動するから、そのつり革やバーに新型コロナウィルスが付着しているんじゃ無いかという不安が。とは言っても、何も掴まずに立っているのも大変ですが、掴むのは右手だけに限定して、しかもつり革の「輪」の部分では無く、その上のベルトの部分とか、バーの場合は普通に手を伸ばして捕まる場所をわざと外して、それよりも上の方とか下の方を持つとか、そんな自己防衛をしつつ移動。で、会社に到着したら、まずいの一番にトイレに入り、念入りに手洗いをして、さらに社内各所に置かれているアルコール消毒液で消毒をするようにしています。
個人個人では、そんな風に自己防衛できますが、例えば食事の時などに飲食店に入る場合や、私は行かないけれどカラオケとかライブとかイベント関係は「密室、密集、密接」に相当してしまうので回避しないといけない。でも、それが続くとそう言う商売の人は死活問題になるわけで、先ずはそう言う業種や、さらに外出人が減るから販売系のお店にも手当が必要。そう言う意味では、昨日安倍総理の会見があったけれど、先ずは業種や範囲を特定せずに、一切の生産活動や経済活動が数週間停止しても困らない程度の、生活基盤、社会基盤に対しての補助・援助をするべきだと思うなぁ。毎回この手の話で出てくる、困った人に手厚く、余裕のある人は制限するべき、という意見も分かるんですが、その線引きでいつも揉めて手遅れになるわけだし。個人的には、一斉に全員に給付金を渡し、所謂富裕層に対しては年末の税金で調整すれば良いと思う。例えば50万円を一斉にまず全員に給付して、来年の年末調整なり確定申告で一定以上の年少の人からは、その50万円を別途差し引けば良いだけの話しでは。二度手間になるから無駄というかもしれないけれど、困っている人には助かる話だし、余裕のある人は50万円もらったら、さらに追加して80万円とか100万円の買い物をしてくれたら、それはそれで経済が刺激を受けることになるわけだし、決して二度手間にはならないと思うのだけれど。
先日トイレットペーパーが店頭から無くなったとき、イオンなどが大量に店頭に投入して、買い貯める人以上にどんどん供給して、物量作戦で不安や買い占めを解消したけれど、今ひとつ用なのは、逐次投入で後手後手に回るのでは無く、一気呵成に補助金や優遇策を提供して経済不安を潰すことで、まず生活の保障が担保されれば、無理に今出歩こうという事も少なくなるだろうし、経済的に安定する事が、新型コロナウィルスに対しての不安を解消する、今の所の一番の特効薬だと思う。
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