多くの地域で今日から一斉休校が始まり、その為の準備や場所によってはこの土日に臨時授業や卒業式を開催したところもあるらしい。私自身、自分の周りに該当する人がいないためもしかしたら勘違いの疑問なのかもしれないけれど、仮に今回の一斉休講が無かったとしても、その後春休みに入ったら子供がいる家庭はどうするつもりだったんだろうか。春休みって、代替三週間くらい? その間も、親は仕事はあるだろうし、子供は家にいるだろうし、今回一斉急行と同じか場合によってはもっと厳しい状況になると思うのだけれど。
勿論、春休みとの違いは、今回の一斉休校では外出や人の集まる場所へ出ることも控えるように言われているから、そう言う手段が無いことは大きいかもしれない。ただ、春休みに出来る事、やることを少しでも前倒しすれば、100%では無いけれどそれなりの部分は今回の一斉休校でも利用・活用できて、負担が少しでも軽減されるんじゃないかと思うのですが、そう言う報道が少なくともメディアからは聞こえてこないから、個人的には一体何が違うのかという疑問だけが残ります。
さらに言えば、夏休みなんて一月以上も学校が無いわけでもっと厳しい状況のはず。昔だと、結構な数の家庭で祖父母が同居していたから、昼間は祖父母が子供の面倒を見るとか、向こう三軒両隣の子供の面倒を交替で見るとか、まぁうちは田舎だったから可能なのかもしれないけれど、そう言うことは結構ありました。ただ、今の事態は核家族化してきてもいるし、シングルマザー、シングルファザーの家庭も多くなってきていて、そう言う意味では、一斉休校で言われている子供の世話とか昼間の対応というのは、実は定常的な問題・課題なわけで、今回だからと言う事では無く、もっと早くから優先順位を上げて考えておくべき事だったと再認識。
突然のことで、色々問題も多いのだろうけど、その中でも組織や企業が何とか知恵を絞りアイデアを出して、例えばリモートワークの機会が増えたり、子供同伴の出勤が出来るように会議室を保育室に変更したり、多分そう言うものの中には今回だけのアイデアで終わるのは勿体ないものも多いはず。政府としては、そう言うものを今後も継続して活用できるような方法・支援も、ある程度新型コロナウィルスが沈静化してきたら考えたらどうだろうか。どうしたって経済は停滞する中、そう言う活力が生まれるような事が生き残って活用されたら、経済活動的にも必ずプラスになると思うのですが。「災い転じて福となる」という日本の諺は、まさにそう言うことを指していると思う。
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