何かのデマが切っ掛けで、何十年か前のオイルショック時を彷彿させるような、トイレットペーパー買い占めが発生して、ドラッグストアとかスーパーでは、トイレットペーパーの棚が空になる騒動が発生。どうも、80%が中国で製造されて輸入されているマスク不足を擬えて、次はトイレットペーパーだみたいなデマがどこからか発生して拡散されたみたいですが、マスクと異なりトイレットペーパーの99%は国内製造。一時的に流通在庫が吐き出されて店頭から消えることはあっても、メーカー在庫は3週間分くらいあるらしいので、週明けには正常状態に戻るらしいけれど、しかしトイレットペーパーに続いて、色々な商品不足のデマが次から次へと生まれているらしい。
実は土曜日に新横浜駅で新幹線に乗るとき、私と同じくらいのスーツ姿のサラリーマン風男性が、右手にブリーフケース、左手にトイレットペーパーの12ロール入りのパッケージをぶら下げて改札に向かう姿を見て、不謹慎ながらも笑ってしまいました。たまたま見つけたから購入したのかもしれませんが、わざわざ新幹線に乗るときに購入しなくてもいいんじゃ無いかと。最も私も人のことは言えなくて、自宅のトイレットペーパーの残りが、12ロール入りパッケージのうち、残り4ロールとなったので「週明けくらいにかわないと」と思っていたんですよね。で、日曜日の昼間、自宅近くのコンビニ(7/11)に買い物に行ったら、たまたまそこで12ロールのトイレットペーパーが10個位おいてあったので、つい衝動買いをしてしまいました(笑)。
そう言えば、昔は廃品回収の車が回ってきていて、古雑誌とか新聞紙とかと交換で、トイレットペーパーと交換してくれたんですが、今はそれもなくなりましたよね。トイレットペーパーの前は、四角いちり紙だったけれど、昔はあんまり購入した記憶が無く、廃品回収で足りていた気がするなぁ。最も、その頃の自宅のトイレは、まだ水洗になっていなくて、くみ取り式だったからなぁ... そのさらに以前、自分が子供の頃は、そのちり紙が無いときには、新聞紙を千切ってそれを揉んで柔らかくしてお尻を拭いていましたから(爆!)。今の水洗トイレでそんなことしたら、直ぐに詰まってしまう。そう言う意味では、昔のくみ取り式トイレの方が汎用性があったとも言えるのだろうけど、だからと言って昔のトイレに戻りたいとは思わないけれど。
確かに、マスクの場合は製造の80%が中国に依存しているので、足りない騒ぎになりましたが、それ以外にも中国製の製品とか部品も多々あり、その影響がジワジワと出てきているらしい。特に、建築関係では水回りの部品が中国から入ってこなくて、工事が止まっているところも多いらしい。そう言う意味では、中国がいつまでも新型コロナウィルスで停滞していることは、決して他人事では無いのだけれど、こればっかりは何ともしようがない。国内問題としては、国内の感染拡大を止めることが最優先ではあるけれど、社会インフラの正常化のためには、先ずは中国、さらにはアメリカとかビジネス先の状態も重要なわけで、トイレットペーパーに矮小化されるような話では無いことを、もう少し気にした方がいいのかもしれません。メディアは空っぽになった棚を画面に映して危機感を煽るんじゃ無くて、一日二日待てばちゃんと販売されるとか、本当に必要な情報をもっと意識しないと。どんどん、メディアの信頼性が低くなる。
0 件のコメント:
コメントを投稿