2020年2月10日

NRT-SIN/-HND (番外編1) - 新型コロナウィルス

多くが中華系の住人と言う事も有るからでしょうか、今回の新型コロナウィルス対策にSingaporeもかなり神経を使っているように感じます。SMRTで移動する時も、マスクを付けた人が多く見かけられ、まるで日本の冬のインフルエンザが広がっているときの日本の様子に似ている感じ。ただ、こちらの人は白いマスクよりは、青色のマスクを着用しているので、それが日本で白いマスクを見慣れだ自分には違和感を感じさせますが。

今回宿泊したConradでは、チェックインのスタフ、ドアマン、レストランやバーのスタッフ、ラウンジスタッフ等はマスクなど着用せずに普通の状態で仕事をしており、ハウスキーパーはマスクと手袋をしているくらい。ところが、たまたま通りかかった隣りのPan Pacificの入口では、入る時に一人一人額で検温されて、さらにアルコールスプレーで手を消毒してからで無いと、中に入れません。流石に「そこまでやるか」と言う印象です。また、食事で鼎泰豊を利用しましたが、ここも食事を配膳するスタッフはマスク着用でしたが、受付とかフロアー係は普通にマスク無しの状態で仕事をしています。ただし、入店するときには、一人一人手に除菌スプレーを吹き付けられてから入るようになっていました。

実は私も、SMRTで移動しているときに、車両の一方の壁に寄りかかっていたとき、反対側の壁際にマスクを付けた中華系と思われる男性が立っていたんですよね。で、この男性が時々咳をする。勿論、彼がどう言う状況下は分かりませんが、約2m離れてたっているので、仮に感染していてもそんなに影響ないと思うし、しかも私は丁度エアコンの吹き出し口の下に立っていたので、多分空気の流れ的には上流にいるから、さらにリスクは低いはず。そんなことを熟々考えながら移動しましたが、どうも精神的に敏感になっていることは事実のようです。ですから、移動してモールとかに入ると、その度にトイレに入って、用を足さなくても手洗いだけは石鹸で何度もしていましたが、そのお陰か今の所発熱も咳もなく、なんとか無事に日本に戻れそうですが、今度は飛行機の中は安全だろうかと疑心暗鬼になってしまう(笑)。

国土が狭く人口密度の高いSingaporeでは、多分感染者が一人でも出たら、あっと言う間に感染が広がる可能性は大きいこともあるんでしょうね。一方で、厳格すぎるルールもある国なので、もし万が一ということになれば、封じ込めのために中国以上に隔離政策をしたりするんだろうし。日本も、当初の国内感染の数名を除けば、その後の発症者は武漢からのチャーター機での帰国者と、クルーズ船の乗客乗員からだけだと思うので、そう言う意味では封じ込めには成功しているし、よほどのことが無い限りは、もう少し時間はかかるけれどこのまま収束していく気がします。勿論、今回で終わりにはならないので、この経験を同次に生かしていくのか、その振り返りは重要ですよね。特に、感染初期の対応や、今回のように何百人、何千人という人を長期間にわたり隔離する場合の施設や手順など、予め決定しておいて、何か発生した時には間髪入れずに移行して封じ込めることが、一番必要かも。それ以上に、今回の新型コロナウィルスにしても、通常のインフルエンザにしても、結局はうがい、手荒い、マスクの励行という一番基本的な事を実戦するだけで、かなりのこうかがあることが今回の事例かも分かったんじゃ無いでしょうか。結局は、基本的なところをどれだけちゃんとやるかというのは、どんなことにも当てはまる事なのかなと思いますね。

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