2020年2月5日

ランク付け

立憲民主党の安住国対院長らが、大手新聞記事に「評価」を記載して張り出した問題。今の所、「論外」評価された産経新聞は厳しい論調だけれど、それ以外の毎日新聞東京新聞は、比較的穏やかな論調。これが自民党の議員がやれば大問題になるはず。私は記憶に無いのですが、5年前に自民党の会議室での会話を取り上げて、報道圧力と騒いだことがあったらしい。

今回こう言う事をやった安住氏は、元NHKの記者だったわけで、メディアにいた人間が立場を変えると豹変する良い例じゃ無いかという気がします。そう言えば、TBSのキャスター出身の杉尾氏も、以前の自分の立場とは大分異なる行動をしている気がするし。結局は、メディアは自分達の主張に沿った議員は「よい議員」であり、そうで無い議員は「悪い議員」という色づけしているし、議員側も同じ。本来中立公平であるべき「国会議員」が、自分の主義主張に偏向して、本来報道の中立性を担保しなければいけないメディアも、自社の主義主張に傾いていく。その二つが合体して、「俺様正義」みたいな物を振りかざしているのが、今の野党政治、レガシーメディア最大の問題点だと思う。

以前だと、必ず「ブーメラン効果」で、与党側が何かすると直ぐに野党に火の粉が降りかかるパターンが続いていましたが、最近ではそれもお約束定番になってきたからか、ブーメランになる事も物ともせずに、逆に切れて居直って「何が悪い」と、まるでヤクザみたいな言いがかりを付けてくるパターンに変わってきました。これも、野党側もいよいよ手段というか手立てが無くなってきたからなのか。

時々「議員のランク付け」をしたら良いと思うけれど、ランク付けは無い代わりに、「選挙」という、まとめたスクリーニングがあるわけで、それが上手く機能しているのかどうなのか。例えば、比例当選の議員が政党を替わっても議員のままというのは、やはり変だと思うし、与野党ともに都合が悪くなるとだんまり戦術でほとぼりが冷めるのを待つというのも何だかなぁと言う気がする。学生じゃ無いけれど、年に一回くらいは、「議員の評価投票」みたいなことをやって、それで三回くらい「最低ランク」が続いたら強制辞任見たいなルールでも作ったらと思うくらい。与党にしても野党にしても、議員になったら何年かは好きなことが出来るみたいな、勘違いをしている気がするんですよね。本当は、毎日毎日、国民に向き合わなきゃいけないはずなのに。それが、なかなか良くならない経済問題の頑強の一つでもあると思う。

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