で、相変わらず下らない攻撃に、とうとう当事者の一つであるホテル業界関係者がしびれを切らしたのか、こんな記事が出てきました。まぁ、議員本人が予約してパーティを開催するわけじゃ無いから、詳細は知らないかもしれないけれど、自分達だって散々ホテルを利用して、「正規料金×参加者数=費用」では無い事くらいは知っているはずじゃ無いだろうか。もし知らないのであれば、それこそ「世間知らずのお目出度い議員」と言われてしまう。ホテル業界の人間で無くても、例えば組織やグループの幹事経験者なら、この手の話は一つや二つ経験しているだろうし、それ以外の世界でも、常連客、上得意客、某かのメリットがある場合等に、相手の希望に添う形で内容を例外的に変更したり、調整する事はある話。これが、例えば結婚式の披露宴のように、参加者もフルサービスもされるものなら、確かに参加者数×コストの計算になるんだろうけど、立食パーティーですからね。そのパーティー全体で「幾ら」という話になるし、ここの参加者の領収書にしても柔軟に対応しないと、ホテル側にしても、参加者側にしても、主催者側にしても困るでしょうし。
記事の中では、
私が今回最も違和感を抱くのは、上記の様なからくりは政治資金パーティーを開いたことのある議員や秘書、大規模パーティーを主催や参加したことのあるマスコミや大企業の担当者なら誰でも知っている程度の事象であるのに、わざとミスリードを誘っているのが明白だからだ。と、野党やメディアを批判しているけれど、まさにそうですよね。実際政治資金収支報告書では、収入(=参加費)に対して、余りに安い支出(=パーティ台コスト)が記載されているわけで、それに対しては何の説明も釈明もしていない。 今後野党の皆さんは、自らが開催した政治資金パーティーの内訳で、1円の誤差無く、一人も漏れること無く、詳細な明細や収支報告を出してくれるんだろうか。大いに期待したいところです(棒読み)。
野党が「桜を見る会」を追求するのは、時間の無駄だと思うけれど、やりたければやればいい。但し、それにつれて国民の見る目も厳しくなるし離れていくことも確かでしょう。それに、政権交代直後の鳩山政権の時の「桜を見る会」から、今回の様に選挙区や知り合いの正体が増えたという話もあるわけで、今後ブーメランとして帰ってくる可能性も大きい。実際そう言うことを想起させる当時の招待状とか、担当者の話なども分かっているわけで、結局はいつもと同じ「ブーメランを投げて相手を仕留めたと思ったら、空振りしてもっと大きなブーメランが戻ってきた」という結果で終わるんでしょうね。もっと早い時期に「こう言う運営は不適切、改めるべき」と野党が言って、「はい、済みませんでした」と与党が言えば、それで終わってかつ野党ポイントに成る話だったのに、結局自分達から墓穴を掘って、それをリカバーするためにますますその穴を深く大きくしていき、最後は自ら掘った穴から出られなくなるという結論になりそうな予感が。
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