先日仕事で都内に出てきて、東京駅から浜松に戻るとき、東京駅構内のスタバでアイスコーヒーを購入して車内に入り、取り出してみてビックリ。ストローが、見慣れた緑のプラスチック製から、紙のストローに変わっていました。結構スタバで飲み物(基本、アイスコーヒーが殆ど)を購入していますが、紙ストローはこの時が初めて。
「へぇ~」と思いながら、外袋を破って最初の手触りは、「あぁ、やっぱり紙の手触り」。ただ、堅さはそれなりにあるので、そのまま容器に挿入。一口、二口、三口目位迄はなんともなかったんですが、暫く間を開けてまたストローに口を付けてみると「???」という違和感が。何だろうと思いつつ、また二口三口飲んでみると、まず口の中の湿り気とアイスコーヒーの水分でストローの箸が柔くなっていて、それでストローに口をつけた時の感触が先ず違う。で、それで中の紙にコーヒーが染みこんで一寸味が変わる気もします。さらに、新横浜駅当たりくらいでストロー自体が水分を吸収して、明らかにふにゃふにゃ感が出てきて、こりゃぁ20分位しか持たないかなぁという感じに。環境問題は重要な問題だと思うけれど、この紙ストローはちょっと無いかなぁというのが正直な感想。
プラスチック不使用を進めるのであれば、ストローだけで無くカップもホットコーヒー同様紙製のものにしないと意味が無い気がするんだけれど、どうなんだろうか。確かに海洋汚染が広がる中、プラスチック製品の削減は大切なんだけれど、それが「置き換える事優先」になると、また趣旨が変わってくる気がします。4月からは、レジ袋が無くなるんでしたっけ? レジ袋やその他の無償で提供されていたプラスチック製品が無くなり、それで海洋汚染が減少するだろうけど、実は被害が大きいのは例えば人工芝などの微細な破片だったり、ポリエステルなどの化学繊維の破片だったりする分けで、そういう部分をどう対策して行くかももっと考えないといけないんですけどね。
日本のメーカーが、海中で自然分解するレジ袋を開発して、この4月から販売開始されるらしい。コストはかなりアップするみたいなんですが、そう言う対策も一つ。もう一つは、空想的ではあるけれど、例えば大きな濾過フィルターみたいな装置を、河川の周辺に設置して、海に入る前に出来るだけ微細プラスチックを濾過するような事も考えないといけないかも。プラスチックを不使用にする事は、正直無理な仕組みに今の社会派出来上がっているわけで、その中で「外に出さない=不使用、代替」という部分と、「出たものを回収する」という部分、入口と出口を共に対策しないと、なかなか効果は生まれてこない気がします。まぁ、少しでも貢献するためなら、スタバの紙ストローも我慢しますけどね。
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