木曜日から今朝まで都内近隣に滞在して、あちこちで歩いていたんですが、最近の新型コロナウィルスの影響は凄いなと改めて実感。なんと言っても、電車に乗車していると、殆どの人がマスクを着用していて、マスク好きの日本人とは言え、これまで見たことの無いような光景。木曜日のフライトでも、殆どの人がマスクをしているような状態でしたが、やはり今回の新型コロナウィルスの影響は、大きいのだなと再認識しました。
たまたま、コンビニとかドラッグストアを通ったときに中を見ると、やはりマスクの棚やコーナーは商品が無いような状態のお店も。数日前、浜松で見たときにはまだそんな状態では無かったはずですが、やはり都内で人も多いし行き来も多いから、ニーズも桁違いなんだろうと推測します。私も、先週くらいからは、出来るだけ手洗いをするようにしています。これまでは、水で手を洗って終わりだったけれど、石鹸を付けて良く泡立てて、指の間とか手の甲も指先も、いつも以上に丁寧に洗うようにしています。ふと思ったんですが、多くの人がマスクを着用して感染拡大を防ぎ、手荒いやうがいなどで感染を防ぐ行動を続けていたら、今回の新型コロナウィルスは勿論、季節柄のインフルエンザの流行も、もしかしたら今年は減るんじゃ無いかと。それはそれで公衆衛生上は好ましい事なんだろうけど、素直に喜んで良いのかどうなのか。
武漢からの帰国者も、600人弱が日本に戻り、今は経過観察をしつつ、発症した人の治療が進んでいるところですが、政府も「指定感染症」に指定して、当該訪日外国人の入国拒否や、かなり強制的な事も出来るようになりますが、まだまだ安心は出来ない状態。そんな中で、国立感染症研究所で、コロナウィルスの分離複製が成功し、ワクチン開発など国内でも対策が加速されそうで、一日も早い収束に期待したいところ。今回の新型コロナウィルスは、20年近く前のSERSと良くくらべらるけれど、あの時と色々な環境・条件が違うので、正直どうなるのかは分からないと思っています。人の移動が格段に増えたので拡散を懸念する意見も分かるけれど、それ以上に例えば構成のマスクの普及とか、衛生習慣の普及。さらには、情報が広く拡散して、以前よりは対応速度も上がっているだろうし。最も、あの時以上にデマや偽情報も広まりやすいのが問題だけれど。
そう言う意味では、実際の感染拡大阻止が一番必要な対策なのは勿論、感染や新型ウィルスに関しての風評被害対策も同じくらい重要じゃないかと。過去、色異論自然災害や、特に福島に対しての風評被害は、10年近く過ぎた今でも続いているわけだし、やはり初動でちゃんと対応しないと、ズルズルと嘘が繰り返されて知らないうちにそれが「事実」になってしまうことだけは避けたい。感染症対応という意味では、2003年のSARS、2015年のMERSと経験をしてきて、今回は三度目に成るわけですから、過去の経験値をちゃんと引き継いでいくべき。「正しく恐れる」「理解して恐れる」という事は、情報化社会での一番必要なリテラリーなんですよね。
0 件のコメント:
コメントを投稿